
おいしい親子丼の話④破局の予感!【ろまん体験】
平凡な日々にスパイスを!
みなさんこんばんは。
たのしい浮気&婚外恋愛スタジオのパーソナリティの待井ろまんです。
この物語のテーマが「おいしい親子丼」にもかかわらず、まだ「子」とイチャイチャしている描写しか出てきていない遅漏っぷりに自分でも辟易しますw
前回はこちらです。
静寂を破る一言「別れよっか」
静寂を破ったのは、みどりちゃんだった。
「ねぇ・・・もう、別れよっか・・・」
ゔっ。やはりきたかそのセリフ。
ヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダ!!!
みどりちゃんのこと大好きだから、別れたくない!
・・・・でも、何も言えねぇ。
延べ2時間以上、裸の美女をグダグダのお縄でくくりつけてた報いだ。
みどりちゃん後半ずっと無言やったし。
俺は「かたい、かたい」って小声でブツブツ言いながら、ずっと縄をちぎってたし。
かっこいい要素0。むしろキモイ。
車ん中ではもう、罪悪感と疲労と自己嫌悪で反論する気力が無かった。
心が重かった。
ハサミでところどころ切ってしまった左手が、今になって痛む。
みどりちゃん、ごめんね。
これが精いっぱいの言葉。
「ねぇ・・・もう、別れよっか・・・・・・・・・って、言われるって思ってるんでしょ?」
「あははははははは。おっかしぃ~」
みどり。ケラケラケラケラ笑う。
笑うみどりちゃん。
!?!!!??!!
へっ!?
フェイント!??!?
「ウッソ。んなわけないじゃん。グズッッッ。ウウッウッウ」
「ウウッエ。ウッウエーエエエエエエエーーーーーーンンンンン」
そして、みどりちゃん・・・突然、泣いた。
号泣。
ビビる俺。
泣きやまないので車を停車。
突然の号泣の理由
続、号泣。
謝りながら、ひたすらみどりちゃんの頭と身体をヨシヨシする俺。
まだ許されているのかいないのか、よくわからない状況だったので内心めっちゃドキドキ。動悸がすごい。
10分ぐらいして、・・・ようやく少し落ち着いた。
「嫌いになんてなるわけないやん。今まで好きでいっぱいなんが、突然0にはならへんよ。私を楽しませようとしてくれて、ちょっとうまくいかんかっただけやん。」
「それにさ。ハサミで赤い縄ほぐす時さ、私の身体傷つけんよーに、ずっと左手を私の身体に添えてたやん?すごく愛、感じたし。ほら、そのせいで左手めっちゃキズだらけやん。」
この描写を伝えるのはかなり困難ですが、要はハサミの性能が悪すぎて、通常使用するとみどりちゃんの身体に当たって怪我したり、チカラと勢いを間違えると突き刺してまうような恐れのある状態やったわけです。
それをまぁ、左手で身体に刺さらんように押さえながら作業してたんです。だから余計ほぐす作業やりにくかったわけやけど。
その代償で自分の左手はキズだらけ。痛い。
でも、そもそもああいう状況になったんは俺のせいやから、そこで感動してくれるとは思わんかった。
「エグッエグッ」
「それにうちら、まだ付き合ってたった数ヶ月やのに、もう100回以上は愛し合ってるやん?そんなに愛しあってる好きな人のこと、0になんかなるわけないやん。100回嫌なことされてもまだ好きが勝つから。だから、悲しいこと思わんといて。別れるわけないやん。そんな気持ち全然ないから」
みどり。涙と鼻水ハンパない。
こんなに顔グショグショでも、・・・めっちゃかわいい。
美人は泣き顔も美しい。
優しいなぁ、みどりちゃん。
とりあえず、破局は回避できたみたい。
「ねぇ?この後さ、今日はうちでお泊りしよ?一緒に寝たいの」
やった。
まだまだみどりちゃんと過ごせる。
もちろん快諾。断る理由なし。明日の授業は代返を頼もう。
お屋敷の「秘密のアトリエ」で始まる愛し合い
車はお屋敷前に着いた。みどりちゃんはひとりで、一旦部屋へ。
俺は、外で待機。
理由は、お母さん対策です。
一緒についてったら、そりゃふつーにバレるから。
じゃあどうするかって?
みどりちゃんって、絵描くんよね。油絵やったかな。
そのアトリエみたいな部屋が別のとこにあるの。
屋敷特権w
アトリエといっても、そんなおしゃれな空間じゃなくて、絵と画材とソファベッドとイスが雑に置いてある小屋・・・って感じなんやけど。
十分広いけどね。さすが屋敷。
そこやとバレへん。
でも、ベットがあるし・・・他の男連れ込んで、たまにエッチとかしたりしてるんかなぁとか勝手に想像してた時もある。タバコのにおいした時もあるし。
今夜は、そこで俺ら2人は過ごします。
「こっちきて。おかあさんも妹ももうみんな寝てた。テヘへッ」
ほどなくして、みどりちゃんの案内で小屋に侵入。
さっきの号泣時に停車していたコンビニで食料も調達済みなので、もう朝までラブラブコースです。
小屋に入ってそうそう、2人は抱き合って濃~いディープキス。
長かった。
「今日の負の出来事」を全んんんん部、洗い流したいって気持ちがこもってたかのような深~~~いディープキス。
そして、コンビニで調達した食糧を一緒に食べて談笑。
「でもさぁ、私、縛られてる間ね。動けんから暇で頭の中で色々妄想してたんよ」
「もしこのまま、ろまちゃんいなくなったら、ホテルの人に裸で発見されて、通報されて、お母さんが迎えにくるんかなぁ~とか」
「もしこの状態で火事になったら、私はまる焼けになって、丸大ハムのさぁ~縄でしばったやつみたいなんお店に売ってるでしょ?あれみたいになるんかな~とか考えてたw」
どんな想像や。たくましい思考回路。
さすがにこの頃には緊張もとけて、笑い話にまで昇華していた。
俺のことむかつくなぁとか、情けないなぁとか考えてなかったの?
思い切って聞いてみた。
「全然。なんで?めっちゃ頑張ってくれてたし、お縄なかなか切れへんから大変そうやなぁ~とは思ってたけど」
もちろん、気遣ってくれている可能性もあるが、この返事を聞いて、意外に「自分の思っていることと相手が思っていることって違うもんなんやなぁ~」とも思った。
そしてこの後、そそ~っとみどりちゃんが俺に顔と身体を近づけてきて・・・もたれかかる。
「でもさぁ。こんなにか弱い女の子をね、裸のまんま長時間しばりつけてたわけやからぁ、責任はとってくだちゃいね?」
「こんなんされたん初めて。もうわたち、他のところにお嫁にいけへん身体になっちったよ?」
胸がキュンとした。この言葉尻は、いつもの甘えん坊モードやん。
そして、またキスがはじまった。濃くて深~いディープキス。
そのまま服を脱がせようとすると
「どうしよ。お風呂入ってない」
「ささっと入ってきていい?」
ダメ。
もう遅い。
止まらない。
しかも。しかも。
むしろ入らんといて!!
変態劇場、幕開け!美人の汗はご馳走だ
むしろ入らんといてほしい!!
今日一日、みどりちゃんの汗とか体液の全部染み込んだこの身体をそのまま味わいたい。
(バスケの)試合前に、安西先生も桜木花道に言ってましたよね?
「(エッチの)試合前に汚れている美人なんて、ご馳走でしかないよ?」
って。
さぁ、変態劇場の、はじまり~はじまり~。
次回もお楽しみに。よろしければ「スキ」のボタンを押していただければ幸いです。とっても喜びます。