ひとりぼっちに寄り添って
角舘健悟(最近ハマってるyogee new wavesのボーカル)がインタビューでこう言っていた。
「そうだなあ、ひとりぼっちの奴が好きだったんですよ。ひとりぼっちの奴って、いるじゃないですか、クラスの隅に必ず1人は。そういう奴って、大抵優しかったりするんですよね、他の人よりも。彼らと一緒に時間を過ごすのが、すごく好きでした。だからきっと、そういうところから影響を受けたりしているのかもしれませんね」
自分は孤独癖があると思う。でもだいたいどんなときも(幸せなことに)、このインタビューの角舘健悟みたいなやつが、そばにいた。そういう優しくて大きな人がいた。
角舘健悟はこうもいう。
「そうですね。。わりかし友達も多かったし、明るい方の人間だったと自負しているんですけど、どこか少し達観している部分が昔からあって。どんな人にでも暗い影が必ずあって、それと向き合う時間ってのが誰しもあるだろうと昔からずっと思っていて」
暗い影は冷たいだけじゃない。暖かみのある影もあると思う。人の影の中にある暖かさに惹かれて生きている。
すべてを明るみに出さないでおく。相手の暗がりを大切にする。その暗がりをお互いが大切にするときに、人間の暖かさを感じられる気がする。
ひとりぼっちの人間が、ひとりぼっちの人間に寄り添いながら生きていく。そういうこともあるかもしれない。
引用元:https://magazine.tunecore.co.jp/stories/162/