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整形外科専門医試験2024年第36回問94,95,96

第36回の問1は無料で見ることができますので,
まずはチェックしてみてください!

問94,95,96は例年はADLや高齢者の日常生活自立度,フレイル・ロコモなどが聞かれていた印象ですが,本年度は詳細なリハビリテーションの方針を聞かれている設問が続きました!
雑多ではありますが,大きくリハビリテーションとしてまとめさせていただきます!

整形外科専門医試験2024年第36回問94 
48歳の男性.高所より転落し第3頚髄高位の脊髄損傷(非骨傷性損傷)と診断された.受傷直後ASIA 機能障害尺度はB であり自己骨髄由来間葉系幹細胞を用いた再生医療が実施された.現在(受傷後2 か月)の頚椎MRI T1 強調矢状断像(a)およびT2強調矢状断像(b)を示す.上肢機能はワイピング課題が軽介助で実施可能だがペグ操作課題は困難である.下肢機能は膝継手をロックした長下肢装具(KAFO)を右側のみに装用し30 m 歩行が可能な状態である.現時点でのリハビリテーション処方として適切なのはどれか.2 つ選べ.

a ベッド上での実施にとどめた四肢関節可動域拡大訓練
b 座位での手指巧緻機能訓練
c 車椅子移乗訓練
d 膝継手をロックした両側KAFO による起立訓練
e 膝継手のロックを解除した右側KAFO による歩行訓練


解答

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