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そろそろうちも外壁塗装? まずこれを読め!
現場職人32
一般戸建ての外壁塗装。
通常は10~15年周期で行うのが
普通とされている。
金額は150万~200万が相場だ。
こんな大金をかけて行う必要は
あるのか?
実際に職人として数百の現場を
こなしてきた私がリアルを伝える。
・周期で行わないとどうなる?
・塗るだけなのに150万も必要?
・業者との打ち合わせ
・まとめ
周期で行わないとどうなる?
まずは、外壁塗装の周期だ。
おおむね10年~15年の周期で
行うのが適正とされている。
そもそもなぜ外壁塗装を行うのか。
真の目的は、
”雨漏りを防ぐため”
である。
美観的な要素は二の次だ。
雨漏りは、屋根からなのでは?
と勘違いしている人も多いが
外壁からの雨漏りも多い。
雨漏りはしてから直せばよい
と考えている人も少なくない。
だが、
家の中に雨漏りがあった場合には
既に柱などの見えない部分が
長年の雨漏りにより損傷してしまい
家の中に漏れて来たというケースが
多々ある。
そうなれば当然修繕費は莫大だ。
それを防ぐために周期的な
外壁塗装を行うのだ。
例として一番普及している
サイディング外壁の場合で考える。
この外壁の下には防水シートが
全面に張られている。
いわゆる一次防水だ。
その上にサイディング外壁を張り付け
外壁の継ぎ手にシーリングを打つ。
これが2次防水。
この2つの防水で家の中への雨漏りを
防ぐ。
2次防水のシーリングと呼ばれる
ものは、おおよそ5~10年で
寿命と言われている。
寿命を過ぎると切れたり
割れたりしてくる。
特によく日の当たる南側では
顕著だ。
2次防水がダメになった事を想定して
1次防水(防水シート)がある。
ただ、この1次防水。
家の中からも外からも見えない。
外壁を剥がさないと見えないのだ。
職人は限られた予算と工期で家を建てる。
とにかく安く工期も短い。
そうなると手を抜かないと
やってられない。
どこで手を抜くか。
当然見えない所だ。
勿論、大々的には手を抜かない。
ぱっと見は綺麗にシートが貼られて
いる。
だが、細部をみると小さな穴や
張り残し。
雨漏りは、
こんな小さな穴から?
と思うような場所からでも
起こりうる。
丁寧な工事をしている業者でも
見落としはある。
人が作るものだ。
完璧は無いに等しい。
その為、2次防水の重要性は
言わずもがなだ。
ちょっとくらい劣化が進んでいても
雨漏りしてないし大丈夫。
と思うのは大間違いだ。
実はすでに柱や断熱材を腐敗させて
しまっている可能性はある。
ちょっと大げさに聞こえてしまう
かもしれないが、それだけ重要だと
いう事だ。
ここで、あれっ?と思う事はないだろうか。
そう。外壁塗装の周期は10~15年に対し
シーリングの劣化は5~10年なのだ。
基本的にシーリング工事だけをする事はない。
外壁塗装と同時に行うのが普通である。
最近は、技術の進化で、20年持ちます
などの塗料をよく聞く。
それはそれで素晴らしい事なのだが、
シーリングが劣化してしまっては
雨漏りを防げない。
なので私は最低でも10年に一度は
外壁塗装を行わなければ、質を担保できない
のではと常々感じている。
お金のかかることなので、なかなか難しい
のが現状だが・・・。
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