2020年の都議補選 大田区の結果とまとめ
選挙コンサルタントおかたかしです。
昨日は、東京都知事選挙の投開票で小池百合子知事が2期目の当選。
おめでとうございます!
3,661,371票の大量得票。次点の宇都宮健児が、844,151票なので4倍超の得票。まったく競り合うこともない選挙でした。今後の盤石な都政運営でよりよい東京にしていただきたいです。
大田区では都議会議員の補欠選挙。
さて、都議補選 大田区の結果です。
鈴木あきまさ元都議が、当選。3年ぶりの都議会復帰です。
おめでとうございます!
次点は、維新・松田りゅうすけ。
3番手は、立憲民主公認、共産党など推薦の松木かりん。
4番手以下は、久田真理子、小林隆弘、原忠信の各候補が1万票ほどで並びます。それを上回ったのが、無効票の28,736票。
無効票 28,736票!
無効票には、持ち帰り票も含めました。(下表ご参照)都知事選挙のついでに投票にきたけど、都議補選は。。。という有権者がいたのでしょう。
昨年の区長選挙との比較
2019年4月の区長選挙は、自民・公明のベテラン、野党統一候補、そして若手無党派候補おかたかしの3人が立候補していました。
今回の都議会補欠選挙と構図が似ているので、比較のベースとしました。
自民・公明の推薦で当選した現職・松原忠良区長の得票率は55%
今回、自民・公明で当選した鈴木あきまさは、34%
ちょうど、無効票と(あまり選挙活動をしていない)4番手以下の得票分が減った計算。
無効票と4番手以下の得票合計で全体の20%を占めます。
現職で、自民・公明の都議はほかに4人いますから、政党支持といっても素直に競合する候補者に投票できないものでしょう。とはいえ、維新や立憲民主の候補にも投票できないのでしょう。
日本維新の会が東京でも勢力拡大
2番手は、維新・松田りゅうすけ。昨年の大田区長選挙の私の得票シェアを超えての24%
私は、維新の支援を得ていたわけでないので、そこに大きな違いがあります。日本維新の会が、東京でも勢力拡大してきている証左でしょう。
まだ活動経歴の浅い候補者なので、来年の都議選本選に向けての伸びしろに期待です。
またも、野党統一候補が3番手に沈む
昨年の大田区長選挙と同様に立憲民主・共産党の野党統一候補は、3番手に沈みました。
3番手では、もはや、野党統一を名乗れないでしょう。
昨年の区長選挙は、東大名誉教授の肩書であったのに対して、今回は何の実績もない27才女性なので、候補者としては善戦といえるでしょう。こちらも、来年の都議選本選に期待です。
来年の都議選本選は混戦必至
大田区の都議会議員定数は8人ですが、来年の本選から定数7人に減少することが検討されているそうです。
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