選挙活動かんたん!名簿管理のヒント
選挙ジャパン代表おかたかしです。
選挙活動・政治活動では票を積み上げなきゃいけませんね。そのために大切なことは有権者名簿!
選挙活動・政治活動でいう名簿とは?
必ずしも支持者名簿ではありません。
コアな後援会員であったり、自身の友人から選挙区内の有権者を紹介してもらって名簿をリストアップします。
町内会、商店街、業界団体、企業、同窓会、などからも提供を受けます。
有権者数が限定的な選挙区であれば、選挙人名簿を閲覧して書き写すこともあります。
支持者名簿でないからこそ、名簿にある有権者に対して対話をして投票してくれるように変えていく活動が必要です。
名簿の活用
選挙期間になったら、名簿をベースに公選ハガキを自宅にお送りして、実際の投票依頼ができます。
電話で投票依頼することもできます。
メールで投票依頼をすることも選挙期間中はできます。さらには、選挙期間前でもメールマガジンを定期的に送ることもできます。
さらには、LINEやSNSアカウントも収集してつながるルートを増やしておくこともできます。とはいえ、SNSでのコミュニケーションは相手の匿名性が強まってきますから、具体的な投票依頼は、伝統的な住所・電話番号に加えて、メールアドレスまでにとどめておきましょう。
名簿管理のヒント
名簿記載する情報は、氏名・住所・郵便番号・電話番号・メールアドレス・SNSアカウント・生年月日・家族構成・紹介元・関係性・接触履歴・集会参加履歴・寄付金額などなど。あなたにとって必要な情報を網羅的に記載します。そして、大切なのは”確度”、あなたを支持してくれる人か?マメに接触したほうがいい人か?などを判定しておきます。
名簿管理は紙では無理です。
更新が難しい、郵送物の宛名作成が不便。当たり前ながらパソコンでデータ管理です。エクセルなどの表計算ソフトで保存しましょう。
名簿管理のために、政治活動用の独自のアプリケーションを薦めるコンサルタントもいます。あなたにとって必要な情報を網羅的に記載しようとするならば、汎用的なエクセルなどの表計算ソフトを使った方がデータ管理の拡張性が高いです。
エクセルをベースにかんたんに有権者情報を地図にプロットすることもできます。もちろん、郵送物の宛名作成もかんたんです。
クラウドでの名簿管理は、データ流出の危険性や予期しない変更で原データが失われることもありますから、避けた方がいいでしょう。
名簿管理に関わるのは、候補者陣営で限られたメンバーだけなのですから。
個人情報保護と名簿の関係
名簿を集める際には、個人情報の保護に関する法律(個人情報保護法)への対応も必要でしょうか?
個人情報保護法は、2017年に改正が施行されて、取り扱う個人情報の数が5000以下である事業者を規制の対象外とする制度を廃止したので、ほとんどの事業者が個人情報保護法による規制を受けることになりました。自治会や同窓会等の非営利組織でさえも規制の対象です。
しかしながら、個人情報保護法第76条で適用除外が規定されていまして、政治団体が政治活動の目的で取り扱う個人情報は個人情報保護法の適用除外です。
とはいえ、有権者を紹介してもらう際には、あらかじめ、本人の同意を得ていただくよう、ひと声添えたほうが相応しいでしょう。そうすれば、揉めることはありませんし、本人の同意を得るアクションによって確実に票になるでしょう。
選挙コンサルティングは選挙ジャパン
選挙ジャパンでは、議員経験もあり選挙法務に明るい行政書士が、勝てる選挙戦略を提案いたします。