数字よりも想い
1.17、26年、3.11、10年
数字が独り歩きしないよう
想いも共に
阪神淡路大震災から26年
私が阪神淡路大震災の経験者だと話をすると、
多くの方に、テレビで見たショッキングな映像
「阪神高速からバスが半分落ちかけている映像」を見たと言われる
伝えたいのはそこじゃない
その時あった事実と、そこにいた人の想い
想いが伝わらないと、それはただのアトラクション
悔しい想い、悲しい想い、優しい想い、汚い想い、つらい想い、楽しい想い、切ない想い、嬉しい想い
そこにいた人の数だけ、その時間だけ、
様々な想いが、うごめき消えていく
1,17を忘れない、阪神淡路大震災から26年
数字も大切なのかもしれない。
でもそれに伴う想いが一番大切だと私は思う。
未来の子どもたちに、同じような悲しい想いを2度と経験してほしくないから
数字とショッキングな映像だけを独り歩きさせてはいけない
折しも、東日本大震災から10年たとうとしている。
10年という数字を独り歩きさせたくない。
震災から10年はイベントではない。
大切な人を失った人にとって10回目の命日
ご遺族に寄り添うなんて言葉はおこがましくて私には言えない。
ただ少し、想いを想像してみようと努力する事は出来るはずだ。