2016啓蟄その2_7_-_コピー

水曜日は「対面鑑定」・その17

『何もしていない時間』

【オフライン作業】
ハンガリーの数学者兼大道芸人のピーター・フランクルさんの「ピーター流 生き方のすすめ」という若者向けの本を読みました。

「自分が『人生の主人公』」になるためには、ものごとにとらわれている時間をへらしていくことが必要です。

テレビやネットに「みせられて」、怒涛のように押し寄せる情報に「翻弄」されていては、自分を見失ってしまいます。

ピーター・フランクルさんは、「オフライン」の時間をつくることをすすめています。


【何もしていない時間にココロもカラダも育まれる】
スポーツをしたりトレーニングの後、積極的な休憩をとることで、パフォーマンスがたかまります。
一日忙しくはたらいた夜に、ぐっすり眠ることができると、やはり気力が充実してポジティブに翌日スタートすることができます。

ココロも同じで、休む時間、何もしていない時間に、エネルギーを充実させることができます。
身のまわりのことが気になり、とらわれている間は、感情のエネルギーは「ダダ漏れ」状態です。

昨今、「マインドフルネス」の本を書店などでよくみかけます。
「今を生きる」ことの大切さをこうした本を読むことで、頭で理解することはできます。
ただ、実践してみると、現代人には意外と難しいことがわかります。

常に何かをし続けている現代人は、「たちどまって思考や感情を整理整頓する時間」をもつことに慣れていません。
「何もしない時間」をもつとき、とても不安を感じます。
・手持ち無沙汰
・取り組むことのない不安
・ついつい先々のこと、手の届かないことに考えが及ぶ

こんな「不安」を「まあ、いいや」と手放したとき、やっと「オフライン」になるのではないでしょうか。
たとえば、散歩をするとか、美術館に出かけるとか、公園で日向ぼっこするとか、特に必要ないことをするとき、ココロにゆとりが生まれます。

こんな「ココロのゆとり」を、さらに楽しむために様々な文化が生まれてきたのかもしれません。

隙間時間、何にもしない時間を、安心して楽しめる「ココロのゆとり」をもって過ごしたいですねぇ。

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