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水曜日は「対面鑑定」・その2

『直観と思いつきは違う』

占い鑑定では直観の要素がとても必要です。
直観は思いつきとは違い、ちゃんと論理的に説明・解説することができます。思いつきは「なんとなく」という感覚的なもの。

そんな「なんとなく」をゆっくりでも、ちゃんと論理的に説明・解説することができたら、立派な直観です。

鑑定のときにスピードをもとめられる占いでは、直観をつねにはたらかせて鑑定結果をおつたえしたり、ご依頼主からの質問におこたえします。
直感で選び出した言葉はつねに裏付けがあるため、回答・解説に「つっこみ」があっても、納得のいくこまかい解釈をお伝えすることができます。

こうした裏付けのある的確な直観がはたらくように、事前の学びや準備、そして豊かな経験が必要になります。

たとえば、むかしむかし漢方薬を処方するときには、時間をかけて問診をしたり脈をとったり、患者さんをあおむけに寝かせておなかをさすって、体調や体質と症状の性質や状態とを見比べて、もちいる薬を選び加減しました。

一定期間のみつづけてみて、飲み心地や体調の変化を確認しながら、次の処方の判断材料としていく。ひとつひとつ患者さんとも納得しながら、薬を選ぶことができたわけですね。

同じ東洋医学でも、鍼をもちいた治療の場合には、直感の要素がたくさん必要になります。

一瞬一瞬変化しながら体調を反映する脈拍は、つぎにどのツボに鍼先を当てるかを選ぶ大切な判断材料です。脈を取り、選んだツボに鍼先をあてて、ふたたび脈をとります。

このときの脈の状態の変化率で、鍼の効果を確認します。

おなかや背中を出しっぱなしにしている患者さんを目の前にして、ゆっくりじっくり考えている時間はありません。寒がらせたり、あまり長い時間横になっていても負担になります。
時間をかけず直観をはたらかせて、選ぶツボや鍼先の当て方、刺激量をきめていきます。

脈診を中心に行う鍼灸治療では、脈を取りながら直観をつかって術を施し、さいごに体調やどんな術を施したか、症状の経過の見立てなど説明することができます。
知識の裏付けのある直観に基づく東洋医学は、さいごにちゃんと説明することができます。

易占の名人になると「黙って座ればピタリと当たる」のだとか。
鍼灸師にも「不問診(ふもんしん:問診することなく的確な鍼灸治療を施すことができる)」ということができる名人がいたのだとか。
どちらも裏付けのある直観がはたらくからこそ、可能な技なのでしょうね。

易占も東洋医学も、根本にあるのは同じ「易の理論」です。
どちらも易の理論をベースにした「五術(運命術・相術・卜術・仙術・医術)」のひとつです。
※易占は卜術、東洋医学は医術です。ちなみに運命術は西洋占星術や気学、四柱推命など。相術は人相術、手相術、地相家相をみる風水の一部もこれに含まれます。仙術は現代では養生やダイエット、健康法などの言葉におきかえられています。

裏付けのある直観をもちいた占い鑑定をご希望の際は、ぜひ水曜日の対面鑑定に新宿三丁目まで足を運んでいただけたらと思います。
マリフォーチュン新宿三丁目店


                   易占家 仙亀


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