水曜日は「対面鑑定」・その23
『やっぱり、カラダは資本』
易占をもちいるうえで大切なこと。
それは、だいたい、まぁ、いつも元気でいること。
元気をたもつためには、元気を備える器である「からだ」を調えておくことが大切です。
易占は、東洋医学や仙術(養生術・健康法)をふくむ『五術』のひとつに数えられます。
・命術=運命術
生まれもった宿命を生年月日から割り出すもの
・相術=手相術や人相術など
カラダの表面からそのひとの運気のエネルギーである「運勢(勢い・エネルギー)」を読み取る
・卜術=易占術
運気や運勢といわれるカラダや精神を運ぶエネルギーや方向を知る
海図と羅針盤のような役割、かな
・仙術=養生術・健康法やダイエット
身のまわりや環境の影響を推し量り、自らの暮らし方を具体的に変化させて、心身を調える
用い方によっては、風水術もこれに含まれるかもしれません
・医術=東洋医学・鍼灸術
身のまわりの出来事を知り(命・相・卜)、対処する(仙)のアイディアをカラダの内側の環境に具体的に用いる
卜術である易占術をもちいるには、土台であるカラダをしっかり調えておく必要があります。
ひとのカラダを見る医術は、前提であるカラダや目的である健康がハッキリしているため、手だてを精密な理論立てしていくことができます。
ながい東洋医学の歴史の中では、そんな理論が磨きこまれた書物がたくさん残されてきました。
易占術は、身のまわりの身近な出来事から、政治や戦争に関わったりと、活用は幅広いです。
そのため、精密な理論を組み立てては、術が小さくなってしまうので、エッセンスだけが残されているような状態です。
そのエッセンスをしっかり吸収して、いつでもどんな問題に対しても適切に用いるためには、精神を支える元気・胆力が必要です。
そして、その元気・胆力がそなわるのは、健康なカラダに他なりません。
易占家である僕は、元来あまりカラダが丈夫ではありません。
そのため、必然的に健康には常に気を配り続ける必要があります。
豪胆な元気や胆力は備えることはできませんが、精神がぶれないようにつねにカラダのバランスを調える工夫をしています。
カラダと精神は密接に関わり合い、カラダが調い精神が安定していると、感情のエネルギーを制御することができます。
感情のエネルギーは飲食が過ぎると、制御することが難しくなります。
エネルギーが強すぎると、感情が盛んになり、言動や行動にむらが出ます。
養生訓の著者である貝原益軒や、観相家の水野南北は、過食を戒めています。
飲食の節制は手軽にできる仙術です。
食べないとカラダに力が出ませんから、空腹で鑑定するわけにはいきません。かといって、満腹では易をたてる集中力は生み出すことができません。
そんなわけで、易占鑑定の日には、食事の節度を守ることを気をつけています。
まぁ、そのおかげで、自分の良いコンディションをたもてているのには、よい仕事を選ばせていただいたなぁと、感謝感謝です。
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