【映画】ウィリーズ・ワンダーランド:無口主人公はすべてを綺麗にする
ニコラス・ケイジが掃除する映画。
やっぱこれfive nights at freddy'sが元ネタだったんだ!?
プレイしたことないけど知ってる!
元ネタあること、後から知った!
というわけで今回の感想にはあんまり元ネタ要素には触れてません。
純粋にホラー映画……ホラーコメディ?を見た感想です。
字幕版で見たけど、吹き替えの方が良かったかなー…!その方が主人公外の感情がローカライズされて良かったかもしれない。
主人公ニコラス・ケイジにはセリフ無いから究極的にはどちらでもいい。
アクションスリラーなんだ!
でも文脈はホラー映画。そのために死ぬキャラが続々でてくる。
ニコラス・ケイジは結構ねっとり掃除してくれる。
掃除してるところをロボに襲われるんだけど…最初のダチョウが反撃された時の「えっ」みたいな空気、たまらんかった…。
無言で強かに反撃するニコラス・ケイジ、首がしなるダチョウ、そして破壊。
変な笑いが出るわこんなん!
この映画では、怖がる必要、あんまりない!
流血とかロボが痛そうに壊れる描写はあります。誰もが結構ドロドロになる。
ニコラス・ケイジはドロドロになってもウィリーズ・ワンダーランドの替えTシャツがあるからな。何度でもお着替えしてくれますからな。
Tシャツ越しでもわかるその胸筋なんなん…?
ほんとにニコラス・ケイジが強い。
怪我してもガムテープ?で補強していくの、精神も強い。
定期的に時計のアラームが鳴って都度休憩も挟む。
こいつなんなんだ…と思いながら観るのが楽しい映画。
このまま全員死なずにうまいことやってくれんかな〜と思ったら、乗り込んできた現地の若者たちが雑に死にはじめちゃったよ。
一応彼らは仲違いの雰囲気はあれど善意で来てくれたから、犠牲にはちょっと胸が痛んだ。
ホラーのお約束は踏襲しつつ、ニコラス・ケイジ無双も両立させる!
施設に因縁ある地元住民リブの、ニコラス・ケイジに対するドン引きの眼差し最高やったな。
ルーティーン絶対厳守(アラーム→冷やしてる飲み物飲んで休憩)のニコラス・ケイジに置いてかれたリブ、最高だったな…。
脱線話題。
これがリブ目線のゲームだとしたら、救出対象のニコラス・ケイジが忠告聞かないわ鬼強いわこっちのピンチでも置いていくわで死ぬほどハラハラしたんじゃないだろうか。
ゲーム化するんなら一周目はリブが主人公で、クリア後解禁の無双モードがニコラス・ケイジのはず。
この映画はクリア後ルートを映像化したものだ…!
(リブ目線から見て、あの時の奇行はなぜ!?の答え合わせになってそうなのもいいね)
脱線終了。
ロボたち、おやすみナイトがやたら装備の殺意が高くて笑った。不意打ちで殺された現地の子が可哀想…。
ハッピールームでおっぱじめたカップルはともかく(でも女の子の方、ピンセットで手錠あけてるシーンは只者じゃない感じがしてかっこよかったよ)、基本的に善意でリブについてきてくれた友人たちは綺麗に処理されてしまって悲しいよ。
ちなみにニコラス・ケイジは死者の回収と手入れもきっちり行う。なんなんだこの主人公は。
リブの育ての親であるルンド保安官について。
生存者がいたことに感激した描写にはウルッときたものの、その後も生贄を捧げ続けたことを考えると、リブはなーんもストッパーにならなかったんだろうなーと…そりゃリブも「空気のようだった」と言うわ。保安官も住人を守ろうとしてたのはあるんだろうけどね、立派なカルト儀式加担者なんですわ。
ちなみにリブ初登場時の、ガソリン缶を道路に置く、スラーっとした足元のカットがお気に入りです。
倍額の夜勤で付き合わされた男性保安官も、リブの説得に動かされ、何かを成し遂げてくれるか!と思った矢先にKILLされて悲しいですよ。
ルンド保安官はじめ、ウィリーズ・ワンダーランドに部外者を手引きしていた連中に、しっかりした報いがあるのは良かった。
ニコラス・ケイジは施設に加えて町の汚点、何から何まで綺麗にしていってくれましたね…。
ウィリーズ・ワンダーランド、軽いノリで見よう!
ニコラス・ケイジの掃除と、無双を見よう!!