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合気道との出会い その1

50歳を超えて合気道をはじめました。今年で56歳になる自分ですが、合気道を始めたのは2016年2月なので、51歳の時に始めたことになりますね。それまで少し古武術を習っていた事はあるのですが、仕事の都合で中々稽古に参加できず、道着を着る事から少し遠ざかっていました。

入門

そんな時、お友達の伊藤氏より合気道の稽古に是非見学に、と誘って頂き八王子の体育館の道場に伺ったのが、2016年1月だったと思います。稽古を見学させて頂き、ぜひ2月になったら入門しようと決めましたが、当時流行していたインフルエンザで、結局は2016年2月の第三週目の土曜日に初めて入門するという結末でした。

合気道SA.

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入門したのは櫻井文夫代表師範率いる、「国際実践合気道連盟 合気道SA.」合気道創始者の植芝守平翁の弟子だった、養神館合気道館長の塩田剛三先生の直弟子として20年間(内13年間は内弟子)修行を積み、養神館本部道場師範を務め、養神館本部師範六段を允可されておられ、平成3年に合気道SA.(Shoot Aikido)を立ち上げられました。

打撃

それまで型稽古中心の従来の合気道に組手稽古や合気打撃を加え、実践的かつ実戦的にも有効な護身術として検証し体系化した『リアル合気道』を創出しました。また、尾張柳生新陰流剣術合気剣合気杖合気短刀術をそれぞれ数十年修行してきた成果から、独自の武器術・武器取りの体系を作り上げ合気道SA.を創出されました。

打撃

令和元年5月

2016年2月に入門し、当然その時は白帯からのスタートになりますが、入門月の翌月の3月には、昇級審査があるとの事と周囲の先輩諸氏からの勧めもあり、入門翌月末に昇級審査を受けるという、かなり無謀な昇級審査を受験しましたが、初めての審査という事もあり、ド緊張の中審査を受けた思い出があります。

私が通っている合気道SA.八王子本部では、通常稽古は週三回ありますが、平日は仕事もあり私は週末の土曜日にしか稽古に参加できません。ほかの道場生の皆さんは、週二回通う方や、週三回通う方もいらっしゃいますが、自分は週一回の稽古なので、何とか必死に稽古についていくのがやっとでした。

合気道SA.では、年4回に審査月があり(3月、6月、9月、12月)この審査月に昇級・昇段審査を受けることが出来ます。黒帯の初段からは、年単位の期間を空け昇段審査の受験が可能ですが、体術では教授、武器術では錬士、の段位の審査を受けるには、各々の合宿に参加し、かつ審査受験要件を満たす必要があります。

武器弐段

↑↑↑こっちは武器術のお免状

なんだかんだで、やっと体術弐段まで進んだのが2018年の3月でした。その翌年の5月、体術の合宿において、体術教授参段の審査を受ける事になりました。教授段とは指導できる技術を身に付ける必要があり、白帯の無級から昇級時に受ける基本動作から、弐段の有段審査までの全ての合気道SA.の技と動きを覚えなければなりません。また指導法においては代表師範から指定される技を、代表師範に「見せ」、「技の説明を行い」、「技の注意点を述べ」、「もう一度技を見せる」という、指導説明を行わなければなりません。因みに覚える技の数は30種以上・・・(^-^;

審査受験にあたり、その前年末の12月(審査受験半年前)から審査稽古と、技の解説を自分なりにまとめ、一つ一つの技を身体で覚えるのと同時に、言葉でも技の説明が出来るように、全ての技を文章化する作業を行いました。

例えば・・・「護身の構え左構えから右構え、すり足で・・・云々、」と最初の「構え」から明文化するところから入るので、何度頭の中で技をイメージし、途中わからなくなった際は、技のDVDを何度も観なおして、時には動画を超スローで再生や、コマ送りしながら一つ一つの動作を言葉に変えて書き込んでいくという、かなり手間のかかる作業をし、身体で覚えた技と明文化した技の説明が一致するまで、何度も何度も頭の中で繰り返し半年間、老化の進んだ頭に覚えさせる作業を行いました。

ノート

教授参段審査

審査の流れは師範から指示される、①「指定基本動作1本」②「指定基本技2本」③「指定技指導法1本」(技法定理・理合)④組手、の大きく4つの審査内容があります。ハッキリ言って、私の場合最初の指定された基本動作の動きからギクシャクしており(実際は、回転重心移動でバランス崩し手をついた・・😿)それをキッカケに、次の指定基本技では、緊張によりかなり意識が吹っ飛び、指定技指導法では、ほとんど記憶が飛んでました、組手なんて何がなんだか、もう訳わからないままで、気づいたら審査が終わっていた。というハチャメチャな感じでした。

令和の允可

なぜ、こんな事までして(まぁそれなりの審査料もかかるのですが・・)審査を受けたかと言いますと・・「合気道SA.」で、令和の年号になって1号の免状を頂きたく、このタイミングで審査受験をしたというのが本音です。後にも先にも、合気道SA.流派の中で、唯一人の令和元年第一号の教授段免状となりました。パチパチ!

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今は国の自粛規制下なので、稽古も合宿も中止になっており、今年は武器術合宿で錬士段の審査受験を考えておりましたが、この調子だと諸々の事情により来年に延期しなければいけない状況になりそうです。。

教授参段

櫻井文夫代表師範と、免状授与式の後に。

今夜は、この辺で。。。オヤスミナサイ。


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