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2024年富士登山競走5合目コース

昨日初めて5合目コースを登ってきた。まずは来年の山頂コース参加資格を得るための2時間20分切りを目指す。結果はネットで2時間8分。グロスで10分は切れた。高齢者でも何とかなりそう。このレースはマラソンでもないし、トレイルランでもなく、文字通り登山競走。もちろん頂上まで登ってこその登山競走とも言えるが、安全面からも5合目コースをクリアして山頂コースというやりかたは妥当と感じた。5合目コースの最初半分、馬返しまでの10.8キロはひたすら上りのラン。残りの半分は登山道をほぼ1列で早登り。楽しいかと言われると楽しくない。しかし面白いかと言われるとある意味面白い。何十回と走ったマラソンと違い、初めての登山競争だったので、いくつかブログやYouTubeを参考にさせてもらった。誰かの役に立つかはわからないが自分の来年のためにも書き留めておく。

シューズをどうする

前の週になってからにわかにシューズをどうするか悩み始めた。ブログなど見ると、最初の10.8キロの馬返しまでのロードでリードしないと制限時間内は厳しいとある。マラソン用の使い古した薄底を使う選手が多いらしい。最近は厚底カーボンも珍しくないとの事。確かに今年は厚底が多くびっくり。僕も古くなったヴェイパーはあるが、このソールの形状では山道は滑りそう。そして薄底シューズはお払い箱。もともと5年落ちのペガサストレイルで走るつもりだったので、とりあえず5日前の月例マラソンの3キロをこれで走ってどれぐらいのタイムか試してみた。まぁノンカーボンだがキロ4分15位は行けそうなのでトレイルシューズに決めた。僕の場合はこれがよかった。馬返し以降の山道は、やはり滑りやすく、特に抜こうとして脇を走ったりするときには、グリップの良いシューズが安全だ。高齢者は転倒したら骨折リスクは高い。

ウェアをどうする

次はウェアをどうするかだ。スタート地点の富士吉田市役所が暑いのはわかっている。問題は5合目のゴールで天気が崩れた時が心配だった。さすがにノースリーブは寒いだろうと思ったが、YouTubeなど見ると昨年はノースリーブを着ている選手が多い。5合目コースのスタートは9時と遅く、今年も30度近かったのでノースリーブにした。一応下に薄いファイントラックを着たが、これは汗がベタつかなくてよかった気がする。ランパンは薄手のハーフタイツにしてマラソンと同じくフリップベルトをつけた。補給ジェルを1つ持ったが、結局これは取らずにパンツにしこんだ塩タブレットを2回、水と一緒に途中で流し込んだ。フリップベルトにはスマホと免許証、クレジットカード、折りたたみ老眼鏡(笑)。現金はいつも首からぶら下げてるタイム表ケースに3000円ほど入れたが、これも使わなかった。

ザックを持つか

最初はトレラン用のザックを持とうと思っていたが、結局やめて水も持たなかった。5合目コースでも4カ所はエイドがあるので必要なかった。また猛暑ではあったが、最初の浅間神社を超えると基本日陰なので、水を毎回エイドでかぶったこともありそれほど暑さは感じなかった。ゴール後も水をかぶってびしょ濡れのシャツだったが、風もなくて5合目駐車場まで寒さは感じなかった。いちおう預ける荷物に半袖と長袖Tをいれておき着替えたので、パンツは濡れていたが下りのバスの中でもちょうど良かった。ウインドブレーカーやレインコートは荷物に入れたが使わず。ちなみにバスの座席はビニールがかけてあるので濡れたままでOK。ただし来年山頂コースを走るとなると下山の歩きもあるし準備は変わると思う。

ペース配分

ブログなどを参考に、3キロの浅間神社までキロ5で入り、その後7キロの中の茶屋まではキロ6で頑張る。そして馬返しまでは1時間5分で行くだろうと踏んだがやや甘かった。結果は上の表の通り。ガーミンの勾配調整後のペースを見ると、だいたい平地換算でキロ5分15秒、平均心拍155位で中の茶屋まで行けているのだが、中の茶屋から馬返しが急勾配となり、平地換算でも5分4~50秒かかっている。馬返しからの登山道の上りは1列で登っていく感じで、抜ける場所は少ない。ただし登山中の平均心拍が145から150なので、高齢者としてはこの辺が無難だろう。

来年への課題

来年は67歳になるので、病気や怪我で出れない可能性も増える。それでも出れたとしたら今年のスピードだと山頂完走はヤバそうだ。やはり5合目まで2時間5分では行きたい。登山道のスピードアップは期待薄。最初の馬返しまで1時間10分かかったところををやはり1時間5分で通過が必須だろう。実測値で浅間神社までキロ5分15、中の茶屋までキロ5分45、馬返しまでキロ7分30、こんな感じだろうか。春のレースが終わったら1キロで70メートル位上がる、そんな急坂の訓練は重要だと感じた。


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