なんで推し活してるの?
marin、いよいよ私の踏み込んだことのないSNS仲間について書いて下さいましたね。まさに聞きたかった!ちょっと実践してみますね。
さてさて、今日は、ちょっと基本に戻って、私はなぜ推し活しているのか、について書いてみようと思います。
先日、推し活について「全くその気持ちが分からない」と言われました。全く悪意はなく。
推し活をしている人は多いが、一方で、そんなことには興味もないという人もいるだろう。
私の場合は、中学生ぐらいからやっていることなので、推し活という枠があって、もし、推しの活動が休止してしまった場合には、別の推しを探すというスタイルなので、いないということはない。一部である。
一方で、そういう習慣がない人にとって、一体これは何の活動なのか、というのは理解しがたいことだということも理解できる。
「全く分からないから教えて欲しい」
と言われたのだが、伝わるか伝わらないか、それについては自信がないが、言語化してみたい気持ちはある。共感はされないかもしれないが、一旦、「そういう人もいるのか」という理解はしてもらいたい気持ちがした。
それを説明する際に、ちょっと最近面白い話があった。
先日、ママ友に久しぶりに会った。
彼女の娘さんは、今、医学部受験専門の予備校に通っている。
基本朝から晩まで予備校。昼間は授業があり、夕方から夜までは自習室で過ごす。地方から上京し、寮に入っている子も多く、寮と予備校の往復だけの毎日。
その女子たちに今流行っているのが、「推し活」。それも、塾内の推し活。
毎日、自習室に座ると「今日は誰を推すのか」というのを2・3名決めるらしい。
そして、その相手を応援する。「がんばれー」と。
それは、結局自分への応援でもある「私も負けないように頑張ろう」と。
あの人が頑張っているのだから、私も頑張ろう。という勇気や励ましがもらえる。それも推している相手からダイレクトには何もしてもらっていないのに。相手が頑張っている、それだけで自分も頑張れる。
これって究極だなと思います。推し活の神髄。
正直、タレントの「推し活」の場合は、あちら側からも「がんばれ!」というメッセージを受け取ることもできますので、この予備校の推し活はその部分がないので、より一層究極だなと。
つまり、私たちは、自分自身を「推し」を鏡にして、「頑張っている自分」「頑張りたい自分」を応援する、ということです。
そういう意味で「推し」という表現は秀逸だなと。
昔は「好き」としか言っていなかった。
これは正に、企業のブランディングの流れとも全く同じな気がします。
それまでは有名だから好きだからという消費がされていた時代があり、今では、企業を応援したくなるものに消費がシフトしてきている。
ちなみに、予備校で「推し」を選ぶポイントは、顔ではなく、頑張っていそうなオーラだそうです。確かに、これまでのジャニーズも誰もが認めるイケメンだけではないバラエティがあり、だからこその頑張る姿の好感度が人気のポイントになっている例も多い。
そして、「どうして2・3人選ぶの?」というところも気になって聞いたところ、「1人だと自分より先に帰っちゃう場合もあるからだって」とのこと。流石賢い!
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