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歌舞伎とジャニーズの共通性

marineにとっては、SNSは居場所の1つなんだね。
推し活を記録する、というのは、Facebookに残したことはあるな…。
とはいえ、ライブ行ったり、舞台を観に行った時の記録って感じかな。
誰かとつながるためのSNSはしたことないな。


居場所か、いいね。
今の私には、SNSで友達を探すのはハードル高いけど、
ぜひチャレンジしたい。

さて、実は私は歌舞伎もずっと応援してます。

歌舞伎は、20年ぐらい前からかな。
会社の先輩が急遽行けなくなったからとチケットをくれて、野田歌舞伎を観に行ったのがきっかけでした。
野田秀樹が脚本を書き直して、演出する歌舞伎です。
言葉も現代語だったので、分かりやすいし、野田さんのユーモアもあって、すごく面白かった。
それがきっかけで歌舞伎を観に行くようになりました。

その中で、菊之助さんの女形に惚れ込んでしまいまして…。
男と女ひっくるめて、私の知っている中で最も美しい姫に変身されます。
もうこの世のものではない美しさです。
清楚で無垢で美しく、凛と輝いている。
玉三郎さんと菊之助さんの「京鹿子二人道成寺」では、会場が震えました。
その瞬間に立ち会えた喜びは、私にとっての一生ものの体験です。

私のジャニーズのスタートは少年隊だったわけですが、
東山紀之さんが光源氏を演じたことがあって、その時に、
「ああ、これがまさに、玉のような美しさ」と思いました。
発光するような美しさがあったのを覚えています。
この発光は、映像ではなかなか感じられないものです。
一瞬、会場が一瞬静寂に包まれ、その後、揺れるほどの歓声と拍手。
それは非現実へのトリップです。

ジャニーズは舞台にこだわっているのが特徴でもあり、
そのような感動を与えてくれるというところは、
歌舞伎との共通点だと思います。

そして、もう一つ。
脈々と流れるDNAがあり、一生楽しめる
というのもジャニーズと歌舞伎の共通点です。

私が少年隊から嵐、そしてSnowManへと推しを変遷しているように、
自分の推しが、解散しても、休止しても、後継者を見つけることが出来ました。
〇〇ロスという言葉がありますが、誰かに夢中になって、その人がいなくなる、というのはひどく精神的に落ち込みます。
それを対策できるというのは、中年にはありがたい(笑)
ロスは体によくないですから。

ロス対策の究極は、実は歌舞伎にあって、
先日、菊之助さんと息子の丑之助くんの演目「連獅子」を拝見しました。
まだ9歳の丑之助くんですが、まさに天才。
振付けも佇まいも、もうしっかりと歌舞伎役者で、「この子は歌舞伎が大好だ」と直ぐに分かります。
母方の祖父は吉右衛門さん、父方の祖父は菊五郎さん。
両方の祖父が人間国宝というサラブレット中のサラブレット。
私はとっても安心しました。
私の老後は安泰だなと。

菊之助さんは老いていくけれど、その息子はどんどんと輝きを増していく。
どの歌舞伎役者も子供のころはお父さんに似ていないと思っていても、その所作や顔つきは、年々似てくるものです。
20年後ぐらいには、丑之助さんは菊之助を襲名し、そしてその息子と連獅子を舞う姿を拝めるかもしれない。
その時、私も娘や孫と歌舞伎に観に行けるかも、と思うとワクワクします。

併せて、娘や孫と一緒に、ジャニーズ(名前は違ってるわけですが)のライブに行くことも私の夢です。

伝統はそうやって脈々とつながっていく。
ずっと楽しめるエンターテイメントに出会えて良かった〜。

marine、いよいよ来週、ヒガシの最後の舞台「チョコレートドーナツ」を観に行ってきます。
最後かと思うと感傷的にもなりますが、一方で清々しさもあります。

若い頃は、優等生キャラで、すましていて、清廉潔白、どこか白けて他人事みたいなヒガシが、今、代表として表に立って謝罪し、非難を沢山受け取っている。
逃げ出さないで、立っている姿を見て、私は「大人になったな」「ダサい大人にならなくて良かった」と思うのです。
同じ中年として心からその覚悟に「頑張れ!」と応援しています。
私の中学生時代からの推しを、今またこうやって推せることが嬉しいです!

どうやったら伝わるかな…。
私は舞台で「拍手」という形でエールを送ってこようと思います。

行って参ります!

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