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笑顔でいってらっしゃいって言えなかった後悔


こんばんは。
船員の彼女です。

今朝、大好きな彼がキャリーバックを片手に
仕事に行ってしまった。

私はいつも通り笑顔で
「いってらっしゃい!がんばってね!!」
ちゅ(キス)ってできると思っていた。
そんな華々しいさよならを今回はできなかった。


ガチャン。
扉が閉まる音がした。
バイバーイとは言えたけど何だか上部な感じ。


静まり返った部屋で涙が止まらなくなった。
彼の背中を見るために階段を駆け下りた。
その大きな背中に飛び込んでごめんねって言いたいのに
彼はどんどん小さくなっていく。

泣きながら部屋に戻って考えた。
今日はそんな朝でした。





鳥の鳴き声と風の音が聞こえる部屋で
1人大粒の涙を流してた。
どうしたらよかったんだろう。
彼はどう思っているんだろう。
本当にこのままバイバイでいいのかな。
追いかけていいのかな。
涙が止まらない。

好きなのに、大好きなのに。
素直になれない自分がいる。
どうしたらよかったの。
いつもこんなに思ってくれてるのに
たくさん困らせて我儘ばっかりだね。
すぐにいじけてごめんね。
会いたい。
ごめんねって言わないと。

寝巻きを脱ぎ捨てて外出できる格好に。
帽子とマスクをして家の鍵を持って
自宅を飛び出した。
ペダルを漕いで急いで彼の元に向かった。


どうしたの?
なんできたの?
なんて言葉がくるかと思ってた。

見つけた!!!!!!
キャリーバックを片手に持つ彼を見つけて並走した。

私『このままじゃ嫌だったからきた』
彼「なんで昨日いじけたのか
  俺にはさっぱりわからなかったから。」

怒っているような鋭い言葉が飛んできた。

私『それをいうために来たんじゃない。』
彼「次の日もあるのに、寝ちゃダメなの
  ×××××××××××××(怒)」
 「(怒)(怒)(怒)(怒)(怒)」

彼は怒ってもうこんななら1人で行くから
いやそうな顔で私を睨みつけて改札に向かった。

自転車をUターンさせて
帽子を深く被って泣きながらペダルを漕ぐ。
なんて悲しいさよならなんだろう。




家に着いたら彼から
ごめんねってLINEが来てた。

私はまだまだ幼稚だから、
なんでその時言ってくれなかったの!!
ムカつく!腹たつ!!!!!!!
って部屋で大粒の涙を流しながら
腹立ったことを全て部屋にぶつけた。


ここまでヒートアップしたら
冷静になるまでに時間がかかる。

彼にもすぐラインを返せなかった。
たくさん考えた。
誰も見てないから治るまで泣き続けて
どう返そうかたくさん考えた。


考えていたら、


さっきはごめんね。
我儘でごめんね。
すぐにいじけてごめんね。
笑顔で行ってらっしゃいって言えなくてごめんね。
困らせてごめんね。
怒らせてごめんね。
気使わせて我慢させてごめんね。
追いかけてごめんね。
こんな彼女でごめんね。

謝ってくれてありがとう。
大切にしてくれてありがとう。
そばにいてくれてありがとう。
注意したこときちんと直してくれてありがとう。
仕事行く時寂しがってくれてありがとう。
道歩いてる時危ないよって引っ張ってくれてありがとう。
感謝の気持ちも好きな気持ちも伝えてくれてありがとう。
率先して家事手伝ってくれてありがとう。
たくさん話し合ってくれてありがとう。
たくさんスキンシップ取ってくれてありがとう。



たくさんのごめんねとありがとうで
私の脳内は詰め尽くされてた。


どんなに悲しいバイバイでも、
私には彼しかいないんだと実感した。
だからラインでたくさんごめんねとありがとうを伝えた。

自分の行動にすごく後悔したし、
笑顔で見送ることはできなかったけど
その代わりにたくさんの感謝があることに気づいて、
彼に伝えることができた。



大好きな彼はもういない。
とっても会いたい。
会えるのは4.5ヶ月先でしょうか。
繋いだ手は離れてしまったけど、
心の手は繋いだままでいたい。

いってらっしゃい!気をつけてね。



では。

船員の彼女。

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