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ライブ写真展「その命燃える時」を終えて
こんにちは、ライブカメラマンのセンイチです。2024年4月28日-29日に初めて地元で行ったライブ写真展「その命燃える時」が、今後の人生の中で何度も思い出すであろうモノになりました。この二日間のことを鮮明に思い出すためにも、つらつらと感想を書いていこうと思います。
ライブ写真展の概要
今回の主題となる「ライブ写真展」は、冒頭にも記したように私が初めて地元の岡山県で行った音楽ライブの写真を展示した個展になります。開催にかける想いを綴った記事があるので、詳細が気になる方はこちらもチェックお願いします。
写真展が過去を繋げてくれた
地元で写真展を実施する上で誰に来場して欲しいかを考えた時に色々な人が頭に浮かびました。友達、恩師、先輩、後輩、などなど…。もちろんその中にはすぐに声を掛けることができる人ばかりではなく、連絡先がすぐにはわからない人、声をかけるには少し勇気がいる人が居ました。しかし、今回の写真展の意味である「自分がいま何をしているかを知ってもらう」ということを大切にしたかったので、頭に浮かんだ全ての人に声を掛けました。結果、自身の人生に大きく関わってくださった方にたくさん来場していただくことができたのです。中でも元々連絡先がわからなかった中学の先生と習い事のコーチなど、完全に過去となっていた人達、過去になりかけていた人達に自身が開催した写真展で再会できたのは何よりも嬉しい瞬間でした。「自分のために人が集まってくれるのは結婚式と葬式くらい」なんてセリフを最近見た映画で聞きましたが、カメラマンを続けていれば、写真展を開くことができれば、自分のために人が集まってくれる機会を何度も作ることができると感じました。過去を繋ぎ止めることができる写真展という手段を、僕はカメラマンだからこそ手に入れたのです。
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お花をこんなにいただいたのは生まれて初めてだった
写真展をすることで得られたモノ
来場者の方々の中には、はじめましての方達がもちろんいらっしゃいました。SNSでは、はじめましての方達にいいねされたりフォローされたりしても「された」で終わってしまうところですが、写真展では「どこから来られたのか」「どこでイベントを知ってくださったのか」と、こちらから問いを投げたくなってしまいます。(私だけ?)そして、こちらから問いを投げると来場者の方から「この写真はどう撮ったのか」「いつからカメラマンをされているのか」などなどあちらからも問いが投げられます。コレが何故か写真展では積み重なるんです。どんどん積み重なっていく感じが私はとても好きで、写真展を開く理由であり、醍醐味の一つだと思っています。もちろん今回もはじめましての方達とたくさんお話させてもらい、新しいご縁をいただいたり、新しいものの捉え方を身につけることができました。写真展を開くことで、人と真に対話することで、僕はまたカメラマンとして一歩成長することができました。
また、今回の開催場所である「シェアスペースルルマル」は、岡山における自身の発信拠点として今後もお世話になりたいと思えるほど大変居心地が良い場所でした。空間の雰囲気、管理人さんの温かさ、初めての個展でこの二つに巡りあえたのはとても幸運だったと思うと同時に、自身の強い意志がこの二つを引き寄せたのではないかとも思っています。何にせよ、SNSの中で活動を完結していては得られなかったシェアスペースルルマルとの出会いを今後も大切にしていきたいです。
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自身との対話を重視したかったので1人で準備を行った。
スタイルの自己肯定
「ライブ帰りのような感覚になるライブ写真展!行ってよかった!余韻がずっと残ってる!」
「生命力感じれたいい写真たちだった」
「どの写真も瞬間を捉えていてかっこいい、まるでその場に居るかのように感じる臨場感です」
写真展の来場者の方からいただいた感想です。この言葉たちをいただいて「自分が表現したいものを、私は私の手で作り上げることができているんだな」と改めて実感しました。私がライブ写真を撮る上でのモットーは「熱量」「躍動感」「瞬間」の3つ。そして写真展では、この3つが溢れ出る写真を数千枚〜数万枚の中から選抜、展示。その結果いただい感想が先のモノでした。「ライブ写真とは何か」を考え続けた4年が自身の写真展で報われたのです。そして、「熱量」「躍動感」「瞬間」、コレらをもっと感じてもらうライブ写真をどのように作り上げるか、更に追求したいと思えました。こんなことが四年経った今でも思えているということはとても幸せですし、ライブカメラマン人生が終わることはまだまだなさそうだなと感じています。
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「熱量」「躍動感」「瞬間」を主題に選抜したモノたち。
最後に
準備に三ヶ月かかった初めての個展が無事に終了しました。準備期間中は「何かをしなくちゃいけない」というジリジリした切迫感が常にありましたが、それも今や懐かしさとなっています。やろうと思えばやれると分かった写真展。だからこそ力を溜め、今回よりもインパクトがある2回目にしたいと考えています。ただ、写真を軸に人と関われるイベントはライブ写真展以外にもやりたいと思っているので、また形にする時はお知らせさせていただきます。それではまた。
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