人生のベスト時期はいつ?
人生のベスト時期はいつごろでしょうか?と問われたことはありますでしょうか?
私だったら、今、と答えます。
人々の人生には、こうとしか生きられない人生だったのか。。
と問われれば、
他に違った人生があったと言うことができるかもしれません。
その実現できなかった夢のような
いわば物語のような過去にしがみつき後悔することほど残念はことはないと思います。
誰の人生も喜怒哀楽、明暗を織り交ぜながら紆余曲折を経て、
今の自分の人生があるのだと肯定できる力がほしいものです。
畢竟、
人が生きるとは、
生まれ、
夢を追い、
成長し、
恋愛し、
仕事に就き、
結婚し(あるいは非婚)、
子を育て(あるいは独り身)、
成功し、
夢破れ挫折し、
経済的基盤を立てたり失ったり、
老い、
死ぬ、
という、
いわば普遍的な生き方に還元でき、
あるいはそれは結局人は老い、
劣化し病に侵され無に帰すのだから、
すべては移ろいゆく受け身の無意味な人生だと言うこともできるかもしれません。
でもたとえ無意味だとしても、
それにもかかわらず、
それを逆に自らの意志で望み生き切るとなると、
そこからは逆転の発想で人生観が変わるのだと思います。
ニーチェがそのような意志を提唱していました。
人生のベスト時期はいつ?という話に戻りますと、
肉体的には若かりし時が一番ベストであったと思われますが、
それらの多くはその時には自覚できてなくて、
ある程度過ぎ去った過去を持つ人生の浮沈、喜怒哀楽、成功失敗を経た上で、
すべてに価値があり、生きているその瞬間瞬間の今、ここに、いることが
ベストなのだと思えるのです。
さらに言えば、人生を一通り俯瞰できる人生の後半の方が、
人生の価値を高め深められ、
それを認識できるベストな時期なのだと思います。