日本人有名人の移住先パリ
最近、このままパリで老後まで生きていくかを考えることがあります。
学生の時から住み慣れたパリ。
他人からの干渉がなくとにかく気楽に暮らせる街です。
他方で、日本のアナや俳優など有名人の移住先としてもけっこう有名なパリですが、
彼らリッチな人たちが思い描くのはキラキラ輝くエレガントなパリジャン暮らしなのかな、
と思います。
でも、例えば作家の辻仁成などは(躁)鬱病を発症しているのは明らかですね。
ひろゆき氏は月の食材費が2万円だのと、ありえないことを言っています。
もし本当なら相当ひもじい生活をしていることになりますが、
本当なのだろうか?そもそもひろゆき氏に関しては、
フランス語もまともに習得する気もないという、
一体どうしてパリで暮らしているのかわかりません。
奥様がパリ好きでくっついて移住したとしか思えません。
そんな日本の有名人達に人気なパリですが、
私から見るとまず見栄でパリ暮らしを選んでいるふしがあるように感じます。
でも実際に一庶民としてパリでの移住を考えるとき、やはり以下のようなメリットはあると思います。まず歴史の息吹がいたるところで感じられる景観建築群。
おいしいフレンチ料理にデザートの充実度。
そして芸術の都パリ。
気候も日本のようにジメジメしてなくカラッとして夏も日本より過ごしやすい。
人々が自分らしく身の丈に合った気張らない生活スタイルが確立しているので、
流行にあまり振り回されない。
地方にいけばその土地の料理、街の歴史的建築群が残り、
自然も地中海や大西洋、アルプスもあり海も山も充実していること。
治安はあまり良いとは言えない国ですが、
治安が悪い地区に行かなければ安全な暮らしができる安心感、
医療は大学病院など大きな病院に通うのでなければ、
完全予約制の街のいたるところにいる開業医にかかるから、
病院通いでストレスになることも私はほぼ皆無、
医療レベルも高度、医療保険も充実、
ガンに罹っても医療費無料(友人の話)!、
良い点はいくつもあります。
悪い点は、なにしろ物価がねえ。。。ラーメン大盛り3350円!マクドナルド普通サイズ1個921円!フルーツと魚が特にバカ高いし、電気代月7710円、固定電話インターネット携帯代11000円也。
日本かアジアで暮らしたら生活費半額になるのではないかと思います。
まあ物価はさておき、私個人は、こういう有名人がキラキラ感覚で暮らす地区には
もちろん住んでなく、ごく庶民的な地区で暮らしているのですが、これがまた気楽です。
隣人との交際は一切なく、町内会もきまりや会合なども、
政治・宗教団体的圧力なども皆無、良い意味の個人主義の国だと思います。
日本で今から暮らすとなると、世間体とか近所付き合いとか町内会のゴミ担当とか、お土産やお歳暮、お返しなどの贈り物文化とか、
なにかと気苦労が多いような暮らしを予想しますがどうなのでしょうか。
住めば都といいますが、日本でもフランスでもアジアでも住んでしまえば
どこも都なのかもしれませんね。