【監視天国?】韓国映画やドラマに見るCCTVの世界ってさ
韓国に住んだことあるわけでもないんですけど、韓国を表現する単語はなにか?わたしはシンプルに「監視天国」と思うんです・・・アンタ映画の見過ぎ!とそろそろだれかに突っ込んでもらいたい。
(起)CCTVってなに?
先日ソウルでトンタッかじりながらビール飲んでた店で、頭上左に超デカいCCTVモニターがあって・・・
CCTVとは「Closed-circuit Television」いわゆる監視カメラのこと。韓国では映画やドラマ、ニュースでもよく出てくる単語なので知ってる人は多いと思う。で、先日観たこの映画「댓글부대」でも・・・
主人公メンズが待ち合わせしたカフェは今ドキの若者が行くような店ではない다방。「CCTVがない店がここしかなかったので・・・」って台詞がフィクションとは思えないほどリアルに聞こえた。
映画「共助」のユ・ヘジンも北から来たヒョンビンに「見てみろ。全部CCTVだ、韓国の300万台が一挙手一投足を監視してるってはなしだよ!そうしてみると監視は北も同じだな。同じ民族だからか?」って嫌味いうシーンがあって(北は人間CCTVって言いたかったのかな?)。
そしてこの映画はその名も「CCTV」、直球すぎるホラー映画だけどこれ観たいんだよなあ。
上記はCCTVにまつわる映画のほんの一例、こういうのもっと詳しい人多いんじゃないかと思う。
(承)そんなやわな台数じゃない真の理由?
韓国のCCTVに関するニュースを検索するとたくさん出てくるけど、この記事によるとソウル市内に直近で約16万台の公設CCTVがあるという。
以下は2008年からの韓国内の公設CCTV台数推移グラフ、22年基準で約160万台。機器はEOLあるから増減繰り返しながら台数は増えてきたということか。
あれ、たった16万?ユ・ヘジンいわく(だから映画の台詞だって)300万台、一説には800万台とも言われている韓国内のCCTV台数、台数ちょっと差がありすぎ!って思うけどこの数の剥離をうめるのが民間設置のCCTVと「ブラックボックス」なんだそう。
(転)ブラックボックスが見つめる先?
「ブラックボックス」とは日本でいう車載カメラ(ドラレコ)のこと。2023年6月末基準で韓国の自動車累積登録台数は2,575万7,000台。すべての車両に搭載されてないにしろ、そう聞くと数字のつじつまは合いそう。
で韓国映画だとなにか事件が起こったとき、
周辺に停車してあった車両所有者に「すいませーん、ちょっとブラックボックスを見せていただけますか?」と刑事さんが聞く
「チッ、先輩!この周辺CCTVないっすよ!停まってた車もないし!」と吐き捨てる若手刑事に対し「安心しろ!毎朝〇時にここを宅配便の配送車が通るんだ!」とベテラン刑事が言い配送車のブラックボックスを抑える
だいたいこんなパターンで容疑者がバッチリ映ってたりで事件解決する・・・そういえば最近これ観てた人多いんちゃう?내남편과결혼해줘
このドラマの重要人物、ヤン課長。14話で彼女はクズ夫の浮気の証拠をつかむためブラックボックスのデータをコピーするけど映像が映ってなくて音声だけ・・・(のちに映像復元して離婚訴訟も優位に進むってオチ)。
日本なら車載カメラのデータってあおり運転の証拠とか車両稼働時の録画がメインだろうけど、韓国ではブラックボックスがCCTVの役割も兼ねているそう。こういうのは文化の違いか。
浮気の証拠・・・なんともなんとも。いったい何を映しているんだ。
(結)現実なのか映画かドラマの中の話なのか
実際韓国では地方自治体の管轄下に「CCTV管制センター」てのがあるらしいんだけど・・・
こういうのって警察の配下にあるこんなイメージだった。個人的にはドラマ「ボイス」を思いつく。これはシーズン1が圧倒的におもしろかった(脱線中)。
現実のはなしに戻ると、ネイバー地図ではCCTVの設置場所が表記されている。カメラも韓国社会においてそれなりの犯罪抑止力になってる?よう。
(おまけ)酒クズ話
冒頭のトンタッ屋、ソウル中心部に何店舗かあるチェーン店。
きょうはここまで。最後まで読んでいただきありがとうございます。