【釜山】銭湯の多い影島風景:깡철이(カンチョリ)という映画をおぼえていますか?
映画はかつて忠武路で見てた人。
先日から釜山をわったかった(行ったり来たり)してたらひさしぶりに思い出して、先日この映画のオープニングに出てくる影島(영도)を散歩してきました。釜山好きなかたなら観たことある映画ではないでしょうか。
(起)バックトゥ2013年
깡철이、韓国公開2013年10月、釜山の青い空がオープニングのオール釜山ロケの映画です。主演助演俳優ともにほぼ釜山出身なので釜山弁のセリフに違和感がなく自然です。
(承)影島まで行ってみようか
二日酔いの状態で朝っぱらから映画を観た後、天気もいいし今からカンチョリの場所行ってみよう!と完全な思いつきだけで行動しています。このとき観た映画はこれ。
南浦のロッテ百貨店光復店(ロッテマート併設)の対面のバス停からバスが出ています。今回は影島(영도)のヒンヨウル文化村(흰여울문화마을)を起点に行動します。
(転)ヒンヨウル文化村は韓国のサントリーニ
そう例えられるんだそうです。甘川文化村は韓国のマチュピチュでしたっけ。わたしは観光客で身動きもとれないマチュピチュよりサントリーニのほうが気に入りました。バスを降りてヒンヨウル文化村の案内センターまで少し歩きます。
この建物内の階段に釜山出身の監督、俳優の紹介があります。
(結)あの銭湯を目指してみる
カンチョリはスジョン湯(수정탕)という銭湯の煙突シーンから始まります。映画公開からすでに10年、ロケ自体は当然それ以前でしょう。影島へ行くバスの中で調べたら当時とは状況もかなり変わっていました。
調べるとと銭湯名は仮名のようで実際の銭湯名で検索しても廃業しているのかヒットしません。再度映画のオープニングを見てみると駐車場、教会、交番が背景に映ってる。おお、交番あった!後ろにうっすら煙突も映ってて隣に駐車場、近くに教会もある!ここだ!
韓国で場所を探すとき、教会の十字架が目印になることが多いですよね。
さて、交番まで文化村から歩いても20分程度、一本道ですがかなりの登り坂を交番目指して歩きます(バスもあります)。
やはり銭湯は廃業でしたが、当時の煙突はキレイにペイントされ中央のレンガ色の会社(映画ではここはPCバン(ネットカフェ)だったので建物ごと建て替わったよう)の広告塔として再利用されているようです(それでも残っててよかった)。
ちなみに文化村近辺には数件のカフェはありますがコンビニはありません。また文化村からここまでコンビニは1軒もありません。この交番のななめ前にやっとセブンイレブンが登場します。歩く場合、道すがら昔ながらの地元スーパー(小さな商店です)はいくつかありますが飲み水など必要であれば事前に購入しておきましょう。
そしてこの街(洞)の銭湯(モギョクタン)の多さよ。この日暑かったので着替えがあれば入って帰りたかった。
(終)備考
9月でしたか、釜山東区佐川洞の銭湯で24人が負傷する爆発がありました。銭湯の地下にある油を貯蔵するタンクから発生した気体が何らかの原因で引火して起きたとみられるということです。
影島の銭湯も老朽化しているところも多いようにみえましたが、ぜひとも安全第一に今後も残ってほしいです。
きょうはここまで。
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