「NFT」とは?ジャック・ドーシーの初ツイートが3.3億円!?メタバースと並ぶバズワードについて。米国株投資家はどうこのムーブメントに向き合う?
なんだかここ半年くらい、私の友人界隈で「NFT」「NFT」「NFT」と連打されている言葉がある。寧ろうるさすぎて無視していました。まじでうるさい。
ディスコードのチャットサーバーには、トピックごとにスレッドを立てられるのだが(友達間2chみたいな感じ)、まじで通知をミュートにしていた。本当にうるさすぎて騒音おばさん。
「NFT」は仮想通貨のように法律(所有権など)がまだまだ整備されておらず、一部のスタートアップやヤンチャな少年達、キャバクラの可愛い女の子が夢中で触っているイメージも個人的に強いです。*注意:私の友達はブルーチップ銘柄ばかりです!!コッカラッス!!
そして、ブームはいつだって同じ順番(やんちゃな人達&オタク→一般層)で起きることもわかっていて…エリートサラリーマンが興味を持つ頃が天井と言われています(笑)つまりまだまだ黎明期←
何かチャンスが転がっているようにしか見えません。もう無視できない存在に。
また…「メタバース」など調べていく内に今さら「NFTってなに?」という状況はあり得ないのではないか? と思いました。
そこで今回、私独自の調査とその友人のスレッドを巻き戻し再生し学びつつ、メタ次郎の言葉でみなさまにわかりやすいよう、「NFTとは何か」についてザッと書いていきます。この記事は今後もどんどん私の知識を反映させていきます。みんなで楽しくNFTを学んでいきましょう。
ジャック・ドーシーで一気に話題になった「NFT」。
ジャック・ドーシーが実行した「とあること」
私の記憶ではNFTが一気に話題になったのはツイッター元CEO、Suqare(SQ)現CEOのジャック・ドーシー氏が「とあること」をしたからだと思っています。
その「とあること」とは、ドーシー氏の初めてのツイートを「オークションに出品した」ということです。
「just setteing up my twttr」。非モテ陰キャのパラダイスであるツイッターをセッティングしているところだよ、という内容の呟き。
以下が落札者です。『数年後には「モナリザ」と同じ価値があることに人々は気づくだろう』とドヤ顔でツイートしています。
ちなみに落札額は291万5,835ドルです。今日の為替レートが1USD=113.54円なので、3.31億円くらいですね。
…さらっと書きましたが3.3億円ってやばくね!?
モナリザは最低でも8.6億ドルになると言われています。9.76億円くらいです。レベち、いや桁ちですね。アートの世界最高峰の価格です。
実はこんなの序の口です。世界の取引事例を見てみましょう。
世界のNFT高額取引事例、78億円・・・?
一気にいきます。引用は「List Of 10 Most Expensive NFTs Ever Sold」です。
Everydays: the First 5000 Days – $69.3 million(78.3億円)
CryptoPunk #3100 – $7.58 Million(8.56億円)
CryptoPunk #7804 – $7.57 Million(8.55億円)
Crossroads – $6.6 Million(7.46億円)
The first Tweet – $2.9 Million(3.3億円)
CryptoPunk #6965 – $1.54 Million(1.7億円)
Axie Infinity Genesis Land – $1.5 Million(1.7億円)
CryptoPunk #4156 – $1.25 Million(1.4億円)
Not Forgotten, But Gone – $1 Million(1.1億円)
Metarift- $904.41K(1億円)
78.3億円…!?
「Beeple」というそこまで人気ではなかったデジタルアーティストの作品(Beepleの最初の5000枚のデジタルアート)が超高額で取引されました。
2007年5月から1日も欠かさずにデジタルアートを作っていたようです。5000枚の集合体が価値を発揮し、オークションで次々と値段が上がっていったと。
と、そんな背景よりも「デジタル資産」がここまで高額になったことに世界は驚きを隠せませんでした。
二番目のCryptoPunkは日本でもたまによく見ます。
1万点のキャラクターがいます。簡単に言えば、レアなビックリマンカードのシールがデジタルで売られているような感じです。黎明期故の、高額取引がなされています。
なんと俺たちのVISA(V)もCryptoPunkを購入。15万ドルで。草
大手企業が動いている…NFTは本当に黎明期なのか?
「Opensea」でNFTは売買(ETH:イーサリアムで決済)
スマートコントラクト機能があるETHでNFTは売買されていましたが、最近は様々な通貨で売買できるようになってきたみたいですね。
Openseaを覗いてみれば、どんなものが売られているのかがわかります。魅力ある作品で実際に溢れていますよ。まぁスクショしたらすぐ使えそうなんですが、所有権が大事(キリ!!
デジタルな絵を描いても知らないところで人に使われたりと、アーティストは守られていない時代を生きていました。
しかしNFTで自分の作品にデジタル鑑定書をつけ販売し、有名人の目に留まり作品が評価されるようになれば一攫千金ですよね(転売が繰り返される度に制作元のアーティストに報酬が入る仕組みもあります)。
デジタルなので売買取引、現在の所有者を容易に追いかけることができます。これがデジタルのとても優秀なところ。
テイラー・スイフトの100名限定配信の曲を出して、NFT化とかしたらそれも一台ムーブメントになりそう。テイラーの知らないところで活発に転売が行われ、テイラーにお金がチャリンチャリン…。なんでもできそうですね。
アーティストの時代がマジキテる。私はDua Lipaの方が好きなんですけどね。
一旦休憩
まぁここまででなんとなくですが、「デジタルデータ」にも「所有権」が発生し、価値が生まれているということはわかりましたね。なんとなくでいいと思います。
有名人になるとネットで発信したものに全部価値がついてしまいそうです。Perfumeとか秒で億万長者になれるのではないでしょうか? インフルエンサー最強すぎる。メタ次郎のアイコンに価値がつく日は来るのだろうか。
さて、具体的にNFTとは何かを探っていきましょう(遅い)。
「NFT」とは何を意味する言葉なのか?(真剣に読まなくてOK)
総論はwikiでさらっと確認します。
NFTとはNon-Fungible Tokenの略称。日本語で「非代替性トークン」と称されています。
ウィキペディアでさえわかりにくいですね。もう上記は忘れてください。わかりにくいんで。
NFTの教科書の言葉を借りると、「唯一無二のデジタル資産」です。わかりやすいですね!
要するにプロ野球選手のホームランボールやグローブなどがオークションで売られていたのがこれまでの時代でした。「物理的なもの」がオークションや売買などの主流でした。
これをブロックチェーンを使ってプロ野球選手のツイート、練習風景の写真データなどもデジタル鑑定書をつけて価値のあるものにしようぜ、というものです。
Perfumeのかしゆかが全国公演の初日の意気込みを140文字で語ったツイートもデジタル鑑定書をつけて、「価値のあるもの」とできます。まじで売れそう。
「デジタルデータ」は複製が簡単でした。さっきのドーシーのツイートもスクショすれば良いし、スクショできなくても自分でゴニョゴニョやれば作れてしまいますよね。
しかしブロックチェーンがそのデジタルデータを「唯一無二のもの」とデジタル鑑定書をつけるノリで価値を証明してくれます。
ただし…自身の所有権の証明にはなり得るも、他社の所有する複製が偽物であるという証明にはなりません。本格的な法整備はこれからです。法が整備される前に、億万長者は生まれていきます。
蛇足ですが、先日イェール大学教授の成田さんが炎上していました。格差が広がるのは産業が勃興したり新しいビジネスが生み出され、新しい富が作られる時が典型的なパターンと言っていました。
NFTで新しい富が作られる時代が到来しそうです。仮想通貨で100億円の資産を築いたなど、よく聞きますよね。次はNFTが新しい富を作る領域になる可能性もあるということです。(思い切りハズレの可能性ももちろんありますし、リスクも高いので注意!)
現状NFTは「所有欲」を満たしてくれるが他を偽物とも言えない、ふわふわとして存在ではあります。フィギュアコレクター的な所有欲を満たす旅になるのかもしれません。
NFTのリスク(と批判)
上記でも述べましたが法整備が整っていないので、網の目を潜ったサイバー攻撃やオンライン詐欺などは頻発することは容易に想像がつきます。コインチェックの仮想通貨NEMが流出した事件も記憶に新しいです。
高値でデジタルアートを購入したのに即座に盗まれてしまうなど。
Poly Networkという最も有名なDeFi(Decentralized Finance)プロトコルがハッカーに攻撃され、NFT盗難事件となりました。6億ドル相当が盗まれました。(参照元 :Smart Contract Risks and Maintenance of NFTs)
スマートコントラクトのセキュリティがまだまだ盤石ではなかったことが起因しています。
仮想通貨では、多くの業者がICO(IPOの仮想通貨ver)と謳って被害者が続出しました。まぁ、儲け話に目が眩んでしまった末路でもあるんですが。スピンドルとか懐かしいですね。同じようなことがNFTでも起きそうです。
偽のNFTストアはすでにあるみたいですからネ。
簡単に今後の課題をまとめると以下のようになると言われています。細かい点を含めればもっともっとあると思います。
スマートコントラクトリスク(NFTの法整備)
サイバー攻撃への対抗策
オンライン詐欺の防止
黎明期のうちにNFT、メタバースに思いっきり浸かっていれば(スタートアップに転職とか)、もしかしたら上記が民主化された時に貴重な人材になれることは間違い無いでしょうね。それが一番リスクの低いNFT、メタバースへの身の投じ方なのかもしれません(笑)
NFTとメタバースの関連性
NFTとメタバースを別々に考えるのも違和感があります。
Final Fantasyで獲得した武器やアイテム、ドラクエ然り、ゲームの中にある作品(武器やアイテムなど)の所有権が自分のものになったら?
今まではスクエアエニックスが所有権を持っていました。これからは時代はメタバース。NFTのシステムを活用し、自分が武器などの所有者になり、いらなくなったら他のプレイヤーに売れる…。
NFTのシステムはゲームプレイヤーを「所有者」に変えられる、ゲーム制作会社が所有者ではなくなる。まさかのゲームを頑張って進めて色んなアイテムや武器を持っていればそれをリアルマネーに変えられる時代到来。
昔は友達の輪の中で武器を見せびらかして終わるだけでした。マウントして終わり。これからはリアルマネーに変えられる…!!
という訳で、メタバースとNFTは相互作用で共存しています。「NFTがメタバースの鍵を握っている」との話をメタバースの「ゴッドマザー」と称されるキャシー・ハックルがしています。マザーなんだ。NFTのおかげでメタバースは盛り上がる。
米国株投資家はNFTにどう向き合えば良い?NFT関連銘柄は?
NFTはメタバースと共存関係ということで、メタバース関連銘柄を追うのが一先ずの定石だと思います。「META」というETFがありますが、こちらもありです(また調べたいと思います)。すでに以下の記事で銘柄は挙げていますがここにも書いておきます。
Openseaで使われているイーサリアムを買うのが手っ取り早いといえば早いですが、他通貨でもNFTを購入できるストアはどんどん出てきています。日本でもラインやGMO、メルカリなど。
メタバース関連銘柄を買うタイミングは気をつけてください。ストーリー投資になることが基本だと思いますので、ボラタイル間違いなしです。大型株ならまだしも、これからどんどん注目の小型株が出てくると想像しています。
メタバースはFaceBookが本腰を入れるなどして漸くここまで注目されるようになりました。この動きは個人的にも加速すると思います。小中学生、高校生など若い世代はロブロックスの中で集合して遊ぶのが当たり前と、30代以降の人たちとは全く違う価値観を持っています。
そして、彼らがこれからの時代の主役になるのです。
以下、関連銘柄↓↓↓
ロブロックス (RBLX)
ユニティ・ソフトウェア(U)
エヌヴィディア(NVDA)
マイクロソフト(MSFT)
メタ・プラットフォームズ(FB)
一旦ここで終了。また知識アップデートしたら追記していきます♫
ーFINー