【投資脳】ドル円のローラーコースターは150円に戻るか?
雰囲気結構変わっていないか
率直な感想を述べると、ドル円の雰囲気変わっているような印象がある。
先週末に介入をしてからのドル円。
明けてからの取引は3回長めの陰線が入る場面があった。
結論149円程度まで戻す結果になっているのだが、結果150円まで戻ることはなかった。
①先週末の介入で相場は一時6円近くの下落
②24日(月)朝の介入(推定)で4円近くの下落
②24日(月)20:00頃の下落で「もう一回かよ」という印象
①はどうせまた戻ると高をくくったグループが多かったはず。
月曜日の朝は戻す想定で150円直前まで上昇、その後下落で前日安値を下回る145円台まで円高進行。すぐに戻るが戻りが鈍い。ここで為替市場に不安がよぎる。
そして最後、NY時間直前に小幅ではあるが、24日(月)20:45に1円近くの下落。
これにより為替市場に動揺が走る。
その後の上昇はホントに鈍い。
理由は「介入ビビって入るに入れず勢が数多」とみえる。
逆にチャンス
介入をどれくらいやるか、どれくらい深く刺さるかは見当がつきづらいが、効果は薄れている。
そしてやはり国としては円安にするのを食い止めたい意思はありそうだ。
日本は価格競争力を取り戻すことができるかもしれない選択肢もよぎる。
金融緩和を日銀がどれくらい対応するのかは不明瞭ではあるが、現状の金利差ではやはり円安ドル高は継続すると考えるのが妥当。
落ちたら拾うがいいのは大前提なのだが、財務省の「いつ」「どれくらい」為替介入をするかが読めないために苦しむ庶民(=私)。
少量でロングポジションを指値注文すると思う。
145とかで引っかかってくれたらいいなと思う反面、142円台とかまで行く可能性もありそうじゃないか。えすかー。
鈴木財務大臣のことナメすぎ
よく「財務大臣無能」とか「すぐに〇〇に戻ったじゃん」とか言ってる人がいるけど、バカなのかな?よく為替を見ていらっしゃる。
もしこのまま何もしなかったら160円まで進んでいる気がする。
完全に加熱状態であることには間違いがない。
加熱状態は実際の価値よりも大きく上振れ・下振れした状態。
これをバブルと呼び、バブルはいつか弾ける。
鈴木財務大臣含む財務省はよく状況が見えていると思う。
そしてみんな少し冷静になったような雰囲気さえ感じる。
それでも円安は止まらないは優位性のある仮説
あくまで仮説だが、財務省の判断はあくまで円安にブレーキを掛ける効果はあるが、円高にする力は無いと考える。
アメリカの金利はまだ上げざるを得ないという公算がやはり大きそう。
そうなってくるとやはり4%上昇をするだけのドル円の上昇を見せるかもしれない。
今の図式は意図はないにせよアメリカの金利上昇 VS 日本の為替介入の綱引きであることに変わりはない。
今日の為替作戦はこれだ
160円や170円に行くと考えている人もいらっしゃるので逆に不安もあるが、自分の作戦としては、下記となる。
①最上級にビビって②ロングを拾えたら拾う③拾えなくても気にしない
でいこうかな。
世界指数はどうだろう
今週の日銀決定会合やアメリカの26日新規住宅販売数、27日GDPと28日個人消費なども見たいが、ダウやS&P500やナスダックが久しぶりの上昇を続けている。
一方で香港ハンセン指数など中国系は下落している。
中国は世界の景気先行指数だとも言われているので、当然この余波はアメリカや日本にも波及するだろうが、一旦中国のバブル崩壊の様相を呈している。
日経平均は実は小幅の上げにとどまり大きく上げも下げもしていないという独走ぶり。
いやあ、ぼく日本好きだなあ。
ビットコインが実は少し面白くて、落ちる可能性ももちろん残しているが、下値を割らなくなっている。
こういうのはアメリカの指数とも相関があるのでなんとも言えないが、回復するかもしれないです。