あの日の西野亮廣『これ言ったら怒るかもな話』
これを書いてるのが、2021年1月14日。
同期の作家・山口トンボと「あの日の西野亮廣」という配信をお届けするのが、2021年1月15日。
つまり明日。
連日、西野さんにまつわるエピソードを記してきましたが、明日がトークの本番です。
さすがにここで大放出すると「マジでしゃべることねぇな…」となりかねないので、今日は控えめに。
昨日お届けした、西野さんの「L話」にも、たくさんの反響を頂いたので、、
西野さんが"されたら嫌な話"
をブチ込んでみましょう。
これは多分、怒られるかな。
怒られるのは嫌だな。
↓
でも西野さんは忙しい。
↓
しばらく会わない。
↓
直接怒られない。
↓
書こう。
書きます。
世にも珍しい一択しかないフローチャートの末、書く事を決めました。
では、さっくりと。
西野さんてね、99%元気なんですよ。
会ったことある方も、会ったことない方も、そんなイメージを持ってるとは思いますが、それ、当たってます。
大体毎回いつも同じテンションで爽快。
365日、カラっとしてる。
ヘコんでるとこなんて、猫が死ぬ時くらい見たことありません。
ただね。
99%です。
100%じゃないんです。
10年以上前のある日。
いつものように、西野さんと居酒屋で飲んでいたときのことでした。
そこにいたのは、誰だったかな。
西野さんより後輩の誰かが、何人かはいたと思います。トンボちゃんもいたかな。
当時よく行ってた居酒屋の座敷。
何がきっかけで、そんな話になったのかも忘れてしまいましたが、西野さんが
「もっとがんばらないと…」
って。
そんなことを話し始めたんです。
ホント、何がきっかけだったんだろう。
オレが頑張れてないから、って、ずっとそういうことを言うんです。
オレに力がないから
もっと力があったら
ごめんな
って。
一字一句覚えてるわけじゃないけど、並ぶ言葉は西野さんには珍しく後ろ向きなものばかり。
それがすごく印象的で。
「ごめんな」
これ、僕たちに謝ってるんです。
僕たち後輩に向けて、謝罪してるんです。
当然、何もされてませんよ。
西野さんに真剣なトーンで謝られる事なんて、そんな嫌な事なんて、された事ないんですから。
でも、
謝ってくる。
僕らに向かって、ずっと。
自分に力がないから、
後輩たちを売れさせてやることが出来てない
って。
それで、ずっと謝ってる、西野さん。
いつも思ってたって。
ずっと前から申し訳なく思ってたって。
静かな口調だけど、ゆっくりと吐き出してるけど、
言い方を変えた、ありとあらゆる「ごめん」が、堰を切ったように止まらなくて。
ただ静かにしゃべってるってだけで、普段と何にも変わらないし、声も震えてないけど、途中から、西野さん泣き出して。
いつのまに涙が出てたんだろう、ってくらい自然に泣いてて。
自分に力があったら、仕事で後輩をもっと使うことができるし、いろんなものを与えてやれる。
そうやって、西野さんはひたすら謝ってくるんです。
そんなわけがないんですよ。
謝らなきゃいけないのは、こっちなんですよ。
もう、十分すぎるほど良くしてもらってるんです。
たくさん与えてもらってるんです。
売れてないのは、僕らのせいで。
西野さんを泣かせた、僕らのせいで。
だから、謝らなきゃいけないのは、僕たちで。
売れなきゃ、って思いました。
テレビに出るでも、大金持ちになるでも、何でもいい。
誰が見ても「あいつは売れてる」って言うくらい、とにかく売れなきゃ。
女の子を泣かすのはよくないけど、先輩を泣かすのも、罪だ。
西野さんはご飯にも興味ないし、エンタメ以外興味ないし、僕らのプレゼントなんて受け取らないだろうし、恩返しができるとすれば、
オレたちが売れることだけ。
本当に、あの一回くらいじゃなかったかな。西野さんと飲んで、しんみりと終わった会って。
こんな話、西野さんは嫌がるでしょうね。
僕も、やたらめったら話す話じゃないなと思い、あまり話してきませんでした。
だから、まぁこういうのは何年かに一回。とんでもなく気が向いた時だけにします。
みなさんそれぞれ、西野さんに対してのイメージをお持ちでしょうが、僕から伝えたかったのは、
あいつ、意外と泣くよ
ってことです。
それと、
泣くのは人の事を想った時。だからあいつ、いいやつなんじゃねーか?
ってことです。
では明日。15日にお会いしましょう。
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