圧倒的準備
感想文のような形をとりつつ。
みなさんの活動の一助になれば幸いです、という文章です。
結論
「圧倒的な準備が一番大事」
すみません。冒頭から大事MANブラザーズバンドみたいなこと言って。
何の話によって導かれた結論かを、今から説明させていただきます。
まず、僕吉本の芸人なんですが、本出してるんですよ。
歴史が好きでね。
最新刊は
「13歳のきみと戦国時代の戦の話をしよう。」
https://www.amazon.co.jp/dp/4344036891/ref=cm_sw_r_cp_api_i_biUaGbXNX27QN
ってタイトルの本です。
そんな歴史好きな僕が、今回、同い年の起業家、スーパーCEOとおしゃべりすることになったんですね。
それが、Kaizen Platformの須藤憲司さん。
ハック思考〜最短最速で世界が変わる方法論〜 (NewsPicks Book) https://www.amazon.co.jp/dp/4344035755/ref=cm_sw_r_cp_api_i_pjUaGbCEQ9QXP
この「ハック思考」、バリバリに面白いから是非読んでみてください。
須藤さんの経歴、ぶっ飛んでますよ。
リクルートで最年少執行役員になって(当時)、その後、シリコンバレーで起業。
泣く子も黙って、もう一回泣き出すような、超絶IT社長すわ。
そんな須藤さんもね、超歴史が好きなんですよ。
ほんじゃまぁ、こりゃトークしましょうよってことで、今日、配信でおしゃべりしてきたんです。
でね、その配信の冒頭、須藤さんが、いきなりこんな事を言ったんです。
「房野さん。学校で学ぶ歴史とか、ドラマで描かれる歴史って、どうしても"一発逆転!"みたいなもの、多いじゃないですか? たしかにそっちの方が、見ていて面白いし気持ちいいんだけど、ホントの「戦」では、そんなこと滅多に起きないでしょ? 数が多い方が勝つわけじゃないですか。学校とかでは、その重要性を教えていった方がいいと思うんです」
もう
マジで
本当に
おっしゃる通り。
それはもはやヘッドバンキングだよってくらい頷きました。
戦う前に、入念な準備をした方が勝つ。
当たり前の理論なんです。
須藤さんの言葉を受けて、僕がたとえに出したのは、「長篠の戦い」。
名前は知らなくても、「信長がいっぱい鉄砲を使ったやつ」と聞いたら、「あー、あれね」となる方も多いんじゃないでしょうか。
学校で習ったり、ドラマで取り扱われるときも、
「鉄砲を使った信長はすごい。革新的だ」
となるわけですが、
もちろんその側面もありますよ。鉄砲大量に使った信長はたしかにすごいんです。
でもね、この戦いの1番の勝因って、単純に信長軍の方が、
兵数が多かったから
なんです。
鉄砲じゃないんです。兵力なんです。
鉄砲だとしても、それだけ多くの鉄砲を集めることができる、資金力がすごいんです。
圧倒的準備力なんです。
戦国時代の戦や、のちの歴史上での戦いで、1番大事だったもの、なんだかお分かりになりますか。
それはね、兵站。
戦ってる兵に、ちゃんと食糧を届けられるかどうか。これが1番大事だったんですよ。
地味ですね。
聞くと非常に地味です。
アニメやドラマ、ゲームで取り上げられる"華やかな戦"からは、かけ離れてるイメージです。
でも実際、それが1番大事だったんです。
これ、現代でも何も変わりませんよね。
どんな仕事でもプロジェクトでも、圧倒的準備に勝るものなんてありません。
アイデア一発で切り抜ける人なんて、いやしない。
アイデア一発で切り抜けてる人がいたとしたら、それは、そう見えてるだけ。
水面下では、とんでもなく地味な作業をこなしてるんだけど、他人が見るのは水面に出てきてからなんですよ。
その後、いっぱい歴史×ビジネスの話をしましたが、とてつもなく面白かった。
またやりたい。切にそう思いました。
配信が終わった後も、須藤さんとKaizenの創業からおられる石橋さんとおしゃべりしましたが、それもまたメチャクチャに面白かった。
マジでね、Kaizen Platformの創業からの物語、半沢直樹バリに面白いです。
絶対本にした方がいい。
お返しに僕は、キンコン西野さんのプロデュース力やビジネスセンスの話をしたんですが、昨日から解説ぐせが抜けておりません。
というわけで、最初にもお伝えした通り、みなさんに届けしたかったのは、
今、地味と言われる作業をしてる人がいるなら、あなたのそのやり方は決して間違ってない。
その準備が、いつか華開くときが確実に訪れます。
ってことなんです。
それともう一つ。
この文章を読んだ人には、もうバレてると思いますが、
イーロン・マスクはマジでヤベぇ
ってことです。