成功する語学学習者が必ず持っている「たった1つの習慣」
語学学習にはコツがある。いや、正確には「やらねばならぬ習慣」がある。
「よし、今日は勉強するぞ！」と気合を入れねばできない学習は続かない。
「勉強時間」と「日常」を切り離している限り、いつまで経っても話せるようにならない。
「この単語、今度使ってみよう！」と思うだけでは、一生その機会は来ない。
では、語学学習で成功する人は何をしているのか？
答えはシンプルだ。
語学ができる人は「勉強」をしない
語学ができる人ほど、「勉強している」という感覚を持っていない。
なぜなら、彼らは 言語を生活の一部にしている からだ。
例えば、あなたが日本語を学ぶ外国人だとしよう。
1日1時間、教科書を読んだだけでペラペラになれるか？
無理だ。
日本に住んで、毎日日本語を聞いて、話して、失敗して、その繰り返しの中で身につける。
でも、海外に行かずに語学を習得する人もいる。その人たちは 「生活の中に言語を強制的に組み込む」 ことをしている。
実際、私がドイツ語と英語を習得するためにやったのは、まさにこれだった。
セネカイ式・語学習得の習慣
1. 携帯とPCの言語設定を英語 or ドイツ語に固定
これだけで、毎日自動的に言語学習が始まる。
「Wi-Fiの設定を変えたいけど、メニューの単語が分からない…」→ いいぞ、その調子だ。
「アプリの通知がドイツ語になった…！」→ 素晴らしい、強制インプットだ。
「あれ、日本語に戻すにはどのボタンを押せば…」→ 戻すな、負けるな、そのまま進め。
こうやって、日常の中で「読まざるを得ない状況」を作るだけで、語学のインプット量は爆発的に増える。
2. 移動中・運動中も言語に浸かる
ランニングや通勤時間は、語学学習のゴールデンタイムだ。
オーディブルで英語の本を聴く
最初は「うん？何言ってるか分からん…」と思うが、1か月も続けると、驚くほど耳が慣れる。海外ドラマを英語字幕・英語音声 or ドイツ語字幕・ドイツ語音声で観る最初の数話は「？？？」だが、ある瞬間、ふと「あれ、意味分かるぞ」となる。できれば、一度見たことがありストーリーがわかっているものを見るのが、おすすめだ。そうでないと、全く内容がわからなく、楽しめない。
通勤中にスマホでSNSをスクロールするくらいなら、その時間を「言語のシャワータイム」に変える。
これを続けるだけで、半年後の語学力は確実に変わる。
3. 頭の中の言語を切り替える
ここからが本番だ。
「今日の夕飯何にしよう？」を英語 or ドイツ語で考える
独り言を学習言語にする（家でつぶやいても、職場でやらなければセーフ）
夢の中でその言語が出てくるまで続ける（これはガチで効果ある）
脳が日本語で処理する限り、外国語を話すときにタイムラグが生まれる。
しかし、思考を切り替えることで、言葉がスムーズに出るようになる。
結局、話すために大事なことは、瞬発力だ。基本的な文法が正しく、簡単な単語さえ瞬間的に並べることができれば、相手に伝わる。
4. 「話せるようになったら話す」は一生来ない
語学学習で一番の罠がこれ。
「もう少し単語を覚えたら話そう」→ その「もう少し」は、永遠に訪れない。
「文法が完璧になったら会話する」→ その「完璧」は、一生来ない。
「自信がついたら外国人と話す」→ その「自信」、待っていたら何年かかる？
だから、こう考えよう。
間違えるから学べる
恥をかいた分だけ成長する
最初は伝わらなくても、言い換えればいい
私はドイツ語を話し始めた頃、めちゃくちゃな文法で会話していた。未だに完璧ではない。
でも、伝わらないときは「こういうこと？」と相手が訂正してくれる。
つまり、「話す＝無料の会話レッスン」 なのだ。
結論：「言語は勉強するものではなく、使うもの」
多くの人が「もっと勉強しなきゃ」と言うが、それは間違いだ。
「もっと使わなきゃ」が正しい。
ストア派の哲学には、こういう言葉がある。
「行動しない者に、学びの機会はない。」
だから、今日から始めよう。
携帯の言語設定を変える
オーディブルを流してみる
独り言を英語 or ドイツ語で言ってみる
カフェで注文を外国語でしてみる
これだけで、半年後の語学力は大きく変わる。
１０年以上ドイツ語で、ドイツ語を仕事で使い、生活をしている私も未だに日々新しい単語をポッドキャストなどで学んでいる。
あなたも一緒に言語を学び、自分の行動範囲を広げよう！
さて、あなたは今日、どんな一歩を踏み出す？