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『お盆に海に行くな』の話。


お盆といえば海に行くなと言われていた記憶。
昔は漠然と、祖先(霊)が帰ってきて足を引っ張られると。そう伝えられていたきがする。

今になって思うのは「祖先そんなことするか?」であり、なんとも納得し難い。
少し調べたら、祖先が帰る際寂しくて身内を連れて帰ろうとする~みたいなこともちらほら。
いや祖先。うちかびたくさんやるから大人しく帰ってくれ…。

まあそしてどうしても納得がいかない俺。
罰当たりだったり、やっぱりナイチャーと言われるかもしれないけど、仕事でも海に入るし別に今年もなんともなかった。
まあたまたま運が良かっただけかも知れないし、俺はナイチャーだから(捻くれてる)俺の祖先は沖縄の海にはいないだけだったかもしれない。
島のおじーやおばーとかに話したらそんなことしたらダメだと言われそうだけど、やっぱりなぜなんだろうが止まらない。

仮説

『お盆に海に行くな』と言われたのにはやっぱり理由がある。…はず。
そこで今回仕事をしながらいくつかこんなことが理由かも。みたいな仮説をいくつか。
暇であればこのまま読み進めてもらいたい。暇でないのならこのままこのノートを閉じることをお勧めします。

あ、そうそう。前提として。
この『お盆に海に行くな』は何も沖縄だけのものではないらしい。内地でも地域によっては言われている。でも多分重要なのは国や地域が法律や条例として提示しているわけではなく、口伝として私たちの生活に根付いていると言うこと。(なんかレポート書いてるみたいで楽しいね)

仮説①
離岸流の存在
離岸流って知ってますか。えぇ、知ってますとも。な人以外に軽く説明。離岸流は波と波の間に起こる沖に水が出ていく力の部分。…説明が難しいからこの説明でわからなかった人は是非とも離岸流のメカニズムを調べてきて欲しい。
離岸流は場所によって起こることもあれば時期によって頻発することもあるらしい。
ここからが仮説。
たまたまお盆の時期に離岸流による事故が多発した。それが伝承となり、お盆に海に入ると霊に引っ張られる(離岸流によって沖合に出され体力尽き溺れてしまう)になったのではないか。
この仮説は割としっかりしたものではないかと思いつつ、そんなことあるか?と。半信半疑。
いやたしかに。と思ったそこのあなたは今後詐欺被害などにあわないよう気をつけてほしい。

仮説②
大人達の策略説。
お盆といえばやはり忙しい人にとっては忙しいのではないか。お墓の掃除やら親戚たちの集まり。大人としては子どもの手を借りたいくらいの行事なはず。
ここまで聞けばもうおわかりだろう。
子ども心につけ込んだ大人たちはお盆に海に行くと足を引っ張られる、と言うオカルトチックな言葉を隠れ蓑に貴重な労働限を確保してきたのではないかと言うのがこの仮説。
いやあ我ながら至極真っ当な説ではないかと。笑

この二つの説はなんのエビデンスがあるわけでもなく(エビデンスって言葉使ってみたかったんだよね)俺の頭の中で繰り広げられた空想の一部なのでなんの根拠もないが。こんな風にオカルトと大人の思惑、さらには科学が紐づいた伝承は面白いな~と思うので興味がある人はもっと調べてみてほしい。

ここまで読んでくださった方ありがとう。
あー今日も楽しい空想だった。

またいつか。


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