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今日生まれた。

俺は今まで本をよく読んできた方だと思う。
正しくはよく読んでいた、なのだがこれまでの人生の中でたくさん影響を受けただろうと、そう思えるような本がぼんやりとだが思い浮かべられる。
はやみねかおる。都会のトムソーヤでは冒険心ともっと読みたいという気持ちを。
香月日輪。妖怪アパートの優雅な日常を読んだ日には「目から鱗」という言葉を多用したものだ。

俺にとって本とは、新しい知識や言葉との出会いの場だった。
回りくどい入りになってしまったが、俺は誰かに届ける文章を書いてみたいという思いを抱くようになった。だがそれだけ。抱くだけだった。
実際に行動せず、「好きと得意」はイコールではないと、そう思っていた。やってみて非難されることが怖かったのだろう。
そんな俺は今日、行動に移した。一歩を踏み出した。
日記をつけてみようと思い立ち、今日あった出来事を書いていたらあっという間に時間が過ぎたからだ。
そこで気付かされてしまった。文字を綴ることが好きなのだ、誰かに見てほしいのだと。

先ほども軽く触れたが俺は文字を綴るのは好きだが得意とは思っていない。文法はぐちゃぐちゃで、句読点もやたら多い。でもこれでいい、これが俺なのだ。ありのままの俺を見てもらいたいのだ。だから俺はこれから少しずつ、後で読み返したら恥ずかしくなるような文章を書いていこうと思う。
どーぞ、鼻で笑ってくれ。または少しの共感でもいい。どんな評価を受けようと、今日一歩を踏み出した自分自身には特大の花丸をつけてあげようと決めている。

これからどんなことを綴って行くのか、はたまた三日坊主なのか。
三日坊主にならないために、次回何を書くか決めておこうと思う。

次回は「動物たちは静かに語る」
誰かが読んでくれることを願う。

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