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エピソード

さて、なんのこと?から始まります。

「グレイハウンド」

ソルティドッグは、ウォッカとグレープフルーツを合わせたカクテルのことでグラスの縁につけた塩と一緒に飲むとよりさっぱり。

ソルティ・ドッグから塩のスノースタイルを抜いたもので、「グレイハウンド」という呼び名が付いています。

別名、「ブルドッグ」「テールレス・ドッグ」とも呼ばれます。

ソルティードッグの塩がついていないため、「ない」という意味の言葉「less」をつけて、「テールレスドッグ(尻尾のない犬)」と呼ばれるようになりました。

尻尾のない犬で代表的なものがブルドッグなので、グラスの縁に塩をつけないソルティドッグをブルドッグと呼ぶようになったそうです。

父は、このグレイハウンドが好きだったそうです。

カッコつけの父だったから、塩有でも良かったんだけどグレイハウンドでと言ってオーダーしていたそうです。

こだわりといえば「ボンドマティーニ」は、映画『007』シリーズの主人公ジェームズ・ボンドが好む「ウォッカマティーニ」の愛称です。

マティーニといえばジンとベルモットをステアして作るのが一般的ですが、ウォッカベースで、ステアではなくシェイクで作るのがボンド流。

ジェームズ・ボンドの名ゼリフに、「Vodka Martini, Shaken, not stirred」があります。直訳すると、「ウォッカマティーニを、ステアではなくシェイクで」。

つまり、一般的にステアして作られるウォッカマティーニをシェイカーで混ぜ合わせて飲むのがボンド流というわけです。

シェイカーすると氷が溶けてステアより柔らかくなります。


日本酒にもたくさんのストーリーがありますが、洋酒にも小説や映画などに用いられてたくさんの面白い話があります。

そんな話しからお酒に興味が持っていただくのも良いですね。潤滑油としてお酒は、重宝されますが、エピソードから入って行くのも楽しいと思います。

父が洋酒に携わっていたものですから連れて行かれるのは、洋酒の店が多くて。

一緒に行くと父がたくさん飲むからあまり飲まさないように代わりに私が父の分まで飲んだりする夜もありつつ2人で酔った思い出。

あれは京都でバーテンダーの会があった時で、松山では見たことない圧巻の紅葉。

カクテルの美しさと紅葉の赤が印象に残っています。娘と旅行して飲めて嬉しそうな顔してたなあ。

父の思い出が詰まったあのお店で、今度は私もグレイハウンドを注文してみよ。


素敵なゴールデンウィークをお過ごしくださいませ。




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