本当にLINEだけでバイト辞めちゃうんだ…「退職代行サービス」が存在するわけですね
電車の中で隣り合わせになった女の子二人組。どうやら大学進学先もすでに決まっていて、高校生活最後の悠々自適な楽しい時間を満喫している様子。うらやましい…。
そんな二人の会話が聞きたくなくても聞こえてきてしまい、非常に興味深い内容だったので頭の中でいちいち突っ込みを入れてしまういつもの悪いクセが…。
以下( )内は私の″心の突っ込みの声″です。
女の子A:「私、バイトが1週間続かないの」
(それはいくらなんでも、見極めが早すぎやしない?)
女の子B:「なんで?」
女の子A:「家の近くのコンビニで働き出したら、ある店員さんに『あなたのお姉さんのこと知ってるよ』と言われて、そのことをお姉ちゃんに言ったら『なんか気持ち悪いからバイト辞めて!』って言われて1日で辞めたの」
(なんじゃ、その理由…。家の近くじゃあり得るよね?)
女の子B:「それは◯◯のせいじゃないんじゃない?」
(確かに、それはあなたのせいじゃないね)
女の子A:「それで次に”松屋”でバイトすることにしたの」
女の子B:「そっちはどれくらいもったの?」
女の子A:「”松屋”は3日…」
(やっぱり”3”の付く数字なんだ)
女の子B:「なんで3日で辞めちゃったの?」
女の子A:「店長にカチンときて!一万円札のおつりの千円札を9枚数えてたら『もう少し早く数えられないの?』って言われて…」
(おいおい!そんなささいなことで?)
女の子A:「他のバイトの人たちがバリバリのフリーターで、なんかそういうのも違うなって感じで…」
(あなたは働いてお金を稼ぐということ、なにか勘違いしてやしないかい?)
女の子B :「そうなんだ…」
(そりゃ、それしか言えないよね)
女の子A:「実は店長に昨日バイト辞めるLINEを送ったんだよね。申し訳ありませんが辞めさせていただきますって」
(やっぱり、直接会わないでLINEだけで辞めちゃうんだ)
女の子A:「そしたら、既読スルーされて頭にきて!今日電話がかかってきたけど無視した」
(うわーっ、この子大丈夫か?もう少し”こらえ性”があってもいいんじゃない?)
…と、こんな展開でした。”心の突っ込みどころ”満載でした。
恋愛でも別れ話をLINEでするとか、バイト辞めるのもLINEで連絡するとか、そういうことはそれこそネットの話題レベルでは知っていましたが、まさか本当にそうだとは…。
働いてお金を稼ぐということはそれなりに苦労が伴うもので、いちいち何かにカチンときていたらとてもとても働けないと思うんですよね。
自分と反りが合わないという人は職場には当然いるし、なんとか折り合いをつけてみんな我慢すべきところは我慢してそれでも働いているわけなので。
これは「退職代行サービス」が存在するわけだ…としみじみ感じました。
昔と違って今は大学三年生の春頃から就活をスタートさせるようですが、それはイコール社会人として働くことへの意識付けになっているのかどうかは正直分かりません。
希望通りの会社に就職できたとしても、3日、3か月、3年…”3”の付くタイミングで辞めることを考えるという、そのサイクルみたいなものがどこから来るのかも。
たまたま電車で隣り合わせになっただけですが、あの子が次こそはまず一週間バイトが続けられて、ゆくゆくは社会人としてしっかり働くことができるようになることを勝手に願っています。
それと”おせっかいおばさん”としては、もしまたバイトを辞めるようなことがあったとしたら、今度はLINEだけじゃなくてきちんと直接会って相手に伝えてほしいです。その勇気は、後々のあなたのためになる大きな一歩だと思うから…。