イェール大学助教授 成田氏の理路整然とした考え方にいちいち納得させられる今日この頃
不思議なメガネの成田氏。彼がテレビに出演していると、ついついコメントに耳を傾けてしまうようになりました。
いわゆる学校の成績が良かった悪かったという頭の良い悪いということとは違い、頭が切れるという言葉がピッタリというか、彼の意見を聞いていると迷いなく自分の言葉で全ての事柄について受け答えしている点がいつも脱帽です。
コメンテーターと呼ばれる人が多数テレビ出演していますが、たまたまその番組にとってはそう呼ばざるを得ない立場だから・・・ということで、大した意見も言えない人たちも沢山いるのが現状。コメンテーターとして、意見を求められる内容について深く掘り下げて勉強をしてくるとか、そういう人が一体どれだけの数いるのか時々疑問に感じたりもします。
成田氏の場合、世界が認めた天才であるから比べてはいけないと分かっていますが、少なくともメディアに露出しているという点では同等に見られてしまうのは仕方がないことなので、もっと切れ味鋭いコメントを言える人たちをコメンテーターとして存在させて欲しいとつい思ってしまいます。
私自身も、優柔不断な性格だし、いつの頃からか人に何かを伝える時に相手の気持ちを慮ることの方に注力しがちになり、スバっと意見を言えないタイプになってしまった気がします。あえて湾曲な表現を使ってみたり。でも、そういうのって実際自分の伝えたいことの半分も伝えられていなかったりするような気がして、後で後悔してみたり。
その点成田氏の気持ちがいいほどスパっと言い切る成田節は心地よく、心からうらやましく感じます。
今朝も「モーニングショー」で、彼の著書を元にした民主主義についての話に聞き入ってしまいました。現代社会は民主主義国の方がどんどん衰退していっている現状も知り、例えばコロナ対策にしても某国のようにゼロコロナを実現させるべく国が徹底的にやる!という姿勢も時には必要なのではないか?と思えてしまいました。
日本は近頃民主主義であるからこその甘さが全てにおいて露呈してしまっているような気がしているし、AIが世の中の方針等を決めていく社会になるのも、無能な政治家たちに任せるよりはマシなのかもしれない・・・とも思ったり。
その方が新たな考え方が生まれて、ガラッと世の中変化できる可能性も秘めているのかもしれませんね。
成田氏の「22世紀の民主主義」。ぜひ読もうと思います。そして、ズバッと意見を言えた昔の自分に少しずつ戻っていきたいとも思います。