Sara Goering先生を訪ねて
シアトル訪問第3弾、これで打ち止めの備忘録。せっかく時間をかけて時差のあるところまで行くのであれば、できるだけたくさんのことを吸収したいという貧乏性な私。
ご縁あってJSTのムーンショット目標9の筒井プロジェクトマネージャー(PM)の「多様なこころを脳と身体性機能に基づいてつなぐ「自在ホンヤク機」の開発」チームに倫理的法的社会的問題(ELSI)担当で参画しているということもあって、ワシントン大学の中でニューロテックにまつわるELSI専門家を探して、アポイントを取って会いに行ってきました。
こちらが訪問先のSara Goering先生。ご所属は哲学です。この記事のサムネイル画像は、UWの哲学科のHPのバナーの1つから拝借しました。
米国の脳科学の大規模プロジェクトBRAINにおいて神経倫理を担当されています。
すでに、パーキンソン病の治療としてのDeep Brain Stimulation等にまつわるELSI等に関する議論も為されてきていて、やはりニューロテクノロジー推進のためには、車の両輪として進めていく必要がありますね。
ちなみに、ムーンショットの目標1の石黒先生のチームでも、長崎大学の熊崎博一先生という方が、自閉スペクトラム症の方を対象にアバターやロボットとの相互作用などの実証研究に取り組んでおられるようですので、今後、種々の連携ができればと思いました。