玉木雄一郎と書くこと　続

先日、国民民主党が首班指名で玉木雄一郎と書くことに
つき、賛成とか反対というよりは、批判がズレていると
いうことを書いた。

今回は前回とは違う視点で書きたい。
「玉木雄一郎と書くことは自民党を利することになる」
という批判について。実はこの批判は正解なのでは
ないか。そして、正解ではあるが、それでも良いのでは
ないかということ。

国民民主党が政策を実現するには、国会で法案を可決
させなければならないが、国民民主党単独で過半数を
持っていない以上、法案に賛成する議員が過半数に達する
よう働きかけなければならない。

そのとき、自公連立に対して働きかけるのと、政策が
バラバラの野党各党に働きかけるのと、どちらのほうが
働きかけやすいかと考えれば、自公のほうが簡単に
見える。
だから、国民民主党が政策を実現させるための近道は
わざと自公に利するように動き、自公政権を利用する
ことではないだろうか。

自民党が政治とカネの問題に寛容過ぎるし、それを容認
出来ないことも確かだが、自民党が国民のための政策を
実現することに協力するなら、今は目をつぶっても良い
かとも思う。ただ忘れないようにする必要はある。優先
すべき政策が片づいたら、是非真剣に議論して解決を
はかってもらいたい。