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#251 家族の会話を弾ませたい!コーチングの「聞く技術」を活かすポイント「年齢による使い分け」
皆さんこんにちは、小2、年長、年少の2歳ずつ3人の育児をしている仙台りんです。
昨年12月から、コーチングを学び始めました。
動機は、「 夫に対して、うまく使いたいから」です。
夫のために(と言うと、 押し付けがましいですが)、学び始めたコーチング。
それがここにきて、 コーチングの技法は、 ちょっと工夫するだけで、子どもたちにも使えることに気づきました。
パートナーの話をうまく引き出したいならコーチングはおすすめ
結婚する前からかぞえると、もう十数年。
私は、夫の仕事の相談相手として、よく話を聞いてきました。
しかし私の性格上、「こうしたらいいんじゃない!?」とか「それは違うと思う!」など、 自分の意見を、はっきりすぎるくらい伝えてしまうことも。
はじめのうちはそれでも何とかなったものの、夫は管理職になり、相談内容はより複雑化。
これまでの私の やり方では、問題が解決しないことも出てきたのです。
その理由の1つは、私と夫の性格の違いだと考えます。
夫は、とても慎重派。裏を返せば臆病で、決断力に欠けるとも言えるでしょう。
一方の私は、 見切り発車で帳尻を合わせる派。旗を掲げてチームを引っ張ることは得意ですが、時には強引になることも。
リーダーシップには、一人ひとりに合ったスタイルがあるそうなので、私も、自分のやり方を夫にすすめるだけでは、もう通用しないのだと思いました。
マハトマ・ガンジー(きゃしゃで穏やか)、エイブラハム・リンカーン(物憂げで思慮深い)、ウィンストン・チャーチル(激しさと不屈の精神力)、マーガレット・サッチャー(厳格で粘り強い「鉄の女」)、マーチン・ルーサー・キング・ジュニア (情熱的で雄弁)など、世界心に残るリーダーを振り返ると、そのスタイルは実に多様だ。
そこで、一度、コーチングを体形立てて学ぼうと思ったのです。
コーチングは、「答えは相手が持っている」というスタンスを大切にします。
こちらからアドバイスをしたり、ましてや何かを強制したりすることは、決してありません。
私が「聞く技術」を磨き、夫にとって最良な決断ができるよう伴走するにはどうしたら良いか?、と考えた結果、コーチングにたどり着きました。
大人向け:質問の技法 「具体的には?」
コーチングでは、 とにかく相手にたくさん話をしてもらいます。
相手は、自分の言葉で話したものを、自分の耳で聞く ことにより、自分での考えに改めて気づきを得ます。
これをオートクラインと言います。
実際のコーチングでは、さらに行動へとつなげていくには どうしたら良いか?を考えていくのですが、このオートクラインをうまく機能をさせるため、コーチからの質問が役立ちます。
ポイントは、具体的に引き出すことです。
先日も、夫とのやりとりで、こんなひとことがありました。
夫「部下に、もっと成長して欲しいんだよね」
この段階で、私の頭の中には次のようなことが思い浮かびました。
・夫の言う「成長」って?
・なんで成長して欲しいと思うの?
・部下が成長したらどうなるの?
これを詳しく聞いていくのが、具体的に引き出すです。
「成長って、具体的にはどういうこと?」
「成長して欲しい具体的な理由は?」
「部下に成長してもらって、今の仕事を、具体的にどうしていきたいの?」
私はこのような質問で、夫の頭の中にある「成長」という抽象的な言葉が意味するものを、少しずつ明らかにしていきました。
子ども向け:「具体的には?」に代わる「おうむ返し」
大人には、「具体的には?」という単刀直入の 質問で通常しますが、具体的の意味を理解していない子どもには、どうしたらいいでしょう?
答えは簡単。
子どもが話した最後の言葉を、おうむ返しすれば良いのです。
「今日幼稚園で、劇の練習したの!」
「 劇の練習したんだ」
「いろんなお野菜の役があって、他のお野菜もやってみたいの」
「他のお野菜もやってみたいんだ」
「 ブロッコリーさんは、みどりのお洋服を着るんだよ」
「みどりのお洋服なんだ」
「 あと、オクラさんもみどりなの!」
「オクラさんもみどりなんだ」
「でも、ブロッコリーさんの帽子がかわいいから、ブロッコリーの役でよかった!」
「ブロッコリーの役でよかったんだね」
これは、我が家の末っ子、4歳児との実際のやりとりです。
幼稚園での劇の発表会を控え、 その日の練習の様子を話してくれました。
ブロッコリー役に決まったものの、他にも魅力的な衣装の役があり、あれもいいな〜これもいいな〜と思っていたようです。
私はただ、おうむ返しをしただけです。
しかし最終的には「ブロッコリーの役になれてよかった」という子どもの気持ちが明らかになりました。
4歳の子どもにコーチングをしよう!と思っていた訳ではありませんが、同じ言葉を繰り返すだけで、子どもは「自分の話を聞いてくれている!」という安心感をもちます。
安心感を抱く相手には、人間、どんどんしゃべりたくなるものですよね。
「具体的には?」の質問が理解できない年齢の子どもには「おうむ返し」を意識するだけで、コーチングに似た効果を発揮できると実感しました。
おまけ:小学生は両方イケる
我が家には、本好きな小2の子もいます。
ボキャブラリーの知識も割と多そうなので、試しに、「具体的には?」を使ってみることに。
なにげない会話の中で、「それって、具体的にはどういうこと?」と聞いてみたところ、「あっ!そうそう!具体的にはね…」と、きちんと答えてくれました。
また、違うタイミングでおうむ返しを実践してみたところ、こちらも効果抜群!!
これくらいの年齢であれば、どちらも通用するようです^^
「具体的」が難しければ、「もっと詳しく教えて?」や「それって、どういうこと」でも良いかもしれません。
家族の会話を活発にしたいなら、まずは「聞く」に徹する!
コーチングを学び始めてから約3か月、私が自分の主張をちょっと控えて、「聞く」を意識しただけで、夫も子どもも、会話の量が増えた気がします。
とはいえ、私が一人で我慢しているわけでもありません。
相手の話す量が増えれば、こちらの話す量も自然と増えます。今のところ、良い感じでコーチングが機能しています。
最近、家族の会話が減ったな…と思っている方は、ぜひ、「具体的には?」の質問か「おうむ返し」をお試しください!
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