働く女性のpotluck meeting「コミュニケーションをあきらめない」【イベントレポ】
会社の枠を超えて、働く女性同士が知恵や経験を持ち寄る「働く女性のpotluck meeting」。
今回は「職場のコミュニケーション」をテーマに実施しました。
ゲストは、富士フイルムビジネスイノベーションジャパン株式会社の河野美咲さん。
営業一筋で20年以上勤務。現在は管理職として、チーム全員が仕事もプライベートも楽しめるよう取り組んでいます。河野さんは、企業の未来プロジェクト「仙台女性リーダー・トレーニング・プログラム」の修了者です。
河野さんが実践していること
朝礼のやり方を変えた。チーム全員には共有すべきことだけを伝え、一人ひとりに声をかける時間を積極的に持つようにした。個別に話すほうが気軽に相談をしてもらえると感じている
外出や会議、資料作成や退社予定などを含め、自分の予定を出来るだけはっきり伝えている。自分のスケジュールをオープンにすることで、メンバーから声をかけてもらいやすくなった
心理的安全性の高い職場づくりの基礎は、お互いを認め合うこと。チームには年上の男性や子育て中のメンバーもいる。それぞれのバックグラウンドを配慮して声がけをしている
話す意図を相手に伝えたり、相手の意図を聞いたりしている。意図がわかると、お互いに納得して仕事を進められる
仕事に費やしている時間は長いので、その時間が苦しいと毎日が苦しい。日々のコミュニケーションを通じて自分だけではなくメンバーも仕事を楽しめる気持ちを持ってもらえるよう努力している
ゲストを交えたフリートークでは、それぞれが持ち寄った悩みに対して経験やアイディアを出し合いました。
不満ばかり言う同僚、どうする?
〈悩み〉
職場で不満ばかりを言う人がいて、何度注意してもやめないので困っている
〈経験やアイディア〉
行動を変えるためのアイディアを複数伝えてみることで、その人が実行に移せる可能性を高められるかもしれない
相手への要求水準が高いほどつらくなってしまう。相手は変えられないので、自分を守るためにも自分の心持ちを変えてみる
周りへの圧が強い上司への対応
〈悩み〉
目標が達成できないときに、根性論で追い詰める上司がいる。辞める人も出てきている状況だ
〈経験やアイディア〉
上司本人は問題に気づいていない可能性がある。いろいろな言い方で伝えて反応を観察してみる
上司にも発言の背景があるはず。普段の会話から読み取ってみたり、思い切って聞いてみたり、上司の意図や状況も理解できるといいかも
参加者の声
コミュニケーションの問題が解決できれば、仕事のパフォーマンスも上がると感じた
「相手にイラッとしたとき、その相手は『自分にないものを持っている相棒』だ」という言葉が響いた
相手へのリスペクトや話しやすい環境づくりなど、より良いコミュニケーションには自分から歩み寄りも必要と気づいた
デトックスできた!他社で働いている方の前向きな気持ちをこれからも浴びに行きたい
今回は、気持ちよく働くためのコミュニケーションをそれぞれが考える機会になりました。
対話が生まれる職場をつくるために、あなたができることは何ですか?
エル・ソーラ仙台では今後も、「働く」をテーマに女性同士がつながり、エンパワーメントできる講座やイベントを開催します。
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