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【気づき】Vol.0981(2011年3月11日発行のブログより)

青春デンデケデケデケ。

岸部⼀徳さん演じる英語の寺内先生が授業中に放つ名台詞。

直接法と仮定法。

世の中はホンマとウソ。

僕が映画『⻘春デンデケデケデケ』で好きなシーンだ。

10年ごとに本を読み返すと、その本がまったく違う本となって、
自分の心に沁み込んでくるのと同じで、 10年前に観た映画を、
もう⼀度観なおすと感じかたがまったく違ってくる。

昔感動したシーンと違うシーンで感動する。

それどころか、
「あれ?こんなシーンあった?ひょっとして完全バージョン?」
なんて思うことも少なくない。

10年前は何も見えていなかったといいたいのではない。

10年前の見えかたと今の見えかたがあるのだ。

映画も本も共通点は、見間違えても読み間違えても、
それがその人にとっての正解ということだ。

「ここは感動する部分です」

「ここは笑う場⾯です」

といった模範解答はひとつもない。

映画がつまらなかったら途中で帰ってもいい。

本がつまらなかったらそのまま閉じたらいい。

すべて⾃由だ。

すべてが正解だ。

誰かの目を気にして本や映画を楽しむのは不正解だ。

世の中には⼆通りの⽣きかたしかない。

誰かに褒められるために人生を費やす奴隷の生きかたと、
自分が感じたいように感じるために人生を費やす自由人の生きかただ。

それだけは間違いない。

人生は直接法(ホンマ)と仮定法(ウソ)で成り立っているのだ。

僕にとって、
この映画の舞台になる香川県はいろんな意味で思い出深い。

10年おきにこの映画を観ようと思う。

哀愁に浸るためではない。

10代の自分と闘うためだ。

なぜなら、僕の人生は死ぬまで⻘春だから。

追伸.

学校で、
「さすがにこの選択肢を選んだようなバカはいないだろうから、
説明は省くぞ?いいな?」
という選択肢をいつも選んでいた⼈は将来大物になる。

追伸の追伸.

大林宣彦監督がお⽗さんの後を継いでそのまま医者にならなくて、
本当によかった。

追伸の追伸の追伸.

僕の2冊目の著書、
『勝つ保険代理店は、ここが違う!』はまさに⻘春論ですね。

この本を⼈⽣の転機になったとおっしゃってくれる読者が業界問わず、
複数いらっしゃいます。

http://ryois.blog94.fc2.com/blog-entry-13.html http://blog.livedoor.jp/caferics/archives/763854.html#

わかる人にはわかってしまうのだな、
と書いた僕自身がゾクゾクして気づかされます。

...千田琢哉(2011年3月11日発行の次代創造館ブログより)

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