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【気づき】Vol.0896(2010年12月28日発行のブログより)
楽天ブックス。
通信販売、特に書籍でいえば、
地球最大級の品揃えのAmazonがあまりに有名。
2位以下に大差をつけてのダントツ1位を死守している。
ところで僕が最近特に注目しているのが、
楽天ブックスだ。
とても見やすくてじっくり見ると細部に⾄るまで洗練されている。
楽天トラベルは、ほとんどの出張族がお世話になったことがあるはずだ。
そのままのIDでログインできるから、
顧客層もそのまま持っていけるところも美味しい。
あとAmazonとまったく違うのは公平性が高い部分だ。
書評を読んでいると、 Amazonの特にベストセラーは、
絶対にこの人買っていないし、読んでもいないな、
とわかる人たちがたくさん酷評している。
最近だとKAGEROUがそうだ。
楽天ブックスだとそれがほとんどない。
少なくともその本を購入した人しか書評できないから、
内容も上質で参考になる。
セブンネットショッピングも日々進化してきているのがわかる。
まだまだAmazonに及ばないところはたくさんあるけれども、
何かの拍子にさらっと抜くことができる準備はたいせつなこと。
2位グループで1位の風除けになっているのは、
マラソンと同じでとても楽なんだけど、ビジネスでもこれは当てはまる。
政治でも同じかな。
野次を飛ばしているのと野次を飛ばされているのとでは、
全然違うんだよね。
そのくらいに、
1位と2位とでは別次元でタメ口をきいてはいけないくらい段違い。
いざ2位グループがうっかり1位になってしまった際に、
何の準備もできていないということは大いにあり得る。
1位と2位の違いは、 2位と1000位の違いよりもはるかに大きいから、 2位には普段から1位になったときの準備が必要だ。
トヨタ自動車と日産自動車、本田技研。
三菱商事と三井物産。
日本生命と第一生命。
東京海上日動と三井住友海上、損保ジャパン。
三菱UFJと三井住友、みずほ。
電通と博報堂。
楽天ブックスに限らず、
すべての2位グループの動きを注目すると気づかされることは多い。
多くを学ぶことができる。
徳川家康は幼いころは人質で、
その後もずっと2位グループで勉強していた。
それで天下を取った。
追伸.
「1位なんて興味がない」という人は、
「お金儲けなんて興味がない」
という人と同じくらい信用してはいけない。
...千田琢哉(2010年12月28日発行の次代創造館ブログより)
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