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【気づき】Vol.0895(2010年12月27日発行のブログより)
「いつでもどうぞ」。
「千⽥さんっていつも、『いつでもどうぞ』って返事するけど、
いったい、いつ仕事してるんですか?」
と今月に入って別の4人から同じ質問をされた。
中には僕と出逢ってから、急に真剣に人生を見つめ直し始めて、
来年独立する人まで出現してしまった。
ちょっと気になったので、
今⽇は、「いつでもどうぞ」というテーマにしてみよう。
サラリーマン時代に⼀番カッコ悪いと思ったのが、
スケジュールで⼀杯になった真っ黒の⼿帳を見せびらかせて、
「う〜ん」と忙しそうに見せるヤツだった。
これは相当にカッコ悪いと思った。
別に悪いヤツではないと思うのだが、
生き様としての美的センスが相当にダサい。
いかにも「パシリです」と主張してるかのようだ。
昔、湯島のクラブに勤めるあるホステスが言っていた。
「⼿帳のスケジュールがビッシリの人の背中は、
人に使われている人の背中」
そのとおりだった。
どうせ生まれてきたのであれば、会いたいと思ったヤツとだけ会うことだ。
それも、「今すぐ」だ。
本当に好きなヤツとなら、「今から海外旅行へ行こう」と言える。
時間とお⾦があれば100%簡単に実現する。
これが人生だと思う。
イヤなヤツとは絶対に会わない。
そもそも会う必要がないからだ。
昔、お金持ちはどうして電⾞とかバスには乗らずに、
あるいは自分で⾞を運転せずに、
タクシーを当たり前のようにつかまえるのか不思議だった。
電⾞やバスだとマナーがNGの人に必ず出くわす。
車だと必ず渋滞に巻き込まれる。
混雑しているからみんな不機嫌な顔をしている。
お金があればそんなストレスはほとんどゼロになるのだ。
これは実はとてもたいせつなことで、商談にしろプライベートにしろ、
目的地まで最高の笑顔で辿り着くことができる。
新幹線や飛行機も普通席とグリーン席では別の空間なのだ。
幸か不幸か、⼀度グリーンに慣れてしまうと、
普通席がおもちゃのように思えてくるから不思議だ。
「え?これ何かの冗談?」と間違えてしまう。
あらゆる意味で慣れがその人の人生を創っていくのだ。
慣れというのは、それくらい恐ろしいのだ。
だから、大好きなヤツとだけ最優先で会って、
それ以外の時間はすべて仕事をしている。
中途半端に好きなヤツとか普通のヤツとは会わない。
そもそも意味がないからだ。
1番に会っている時間は、 2番から1億番まではどうでもいいのだ。
1番に対して、
「今からどうぞ」と言えなくて何が人生だと言いたい。
追伸.
せっかく美人に生まれてきたのに、
「今度ご飯行きましょう!」
なんて不美人なあなたのメールはNGです。
...千田琢哉(2010年12月27日発行の次代創造館ブログより)
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