【気づき】Vol.1179(2011年9月24日発行のブログより)
累計何万部？
最近よくこんな質問を受ける。
「著書累計何万部ですか？」
「いったい印税どのくらいですか？」
ゴミみたいな質問だとずっとずっと思っていた。
嫌いなことを我慢している人たちは、
数値で評価されないと気が済まないと感じられたからだ。
もっとお互いの好きなことをやっている話をしたいのに。
好きなことをやっていることに対する自慢を堂々とし合いたいのに。
もちろん批判も堂々とね。
嫌いなことを我慢してやっている人は、
すぐに結果を勝ち負けに持ち込んじゃう。
そんなの事前に自分でちゃんと調べておけよって。
中には印税の計算を勝手にしてくれている人もいるんだけど、
テンションが⼀気に下がるんだよね。
僕は毎年確定申告するまでは自分の年収なんて知らないし、
自分の本の累計発行部数なんていちいち足し算していない。
ただし経理処理は日々しっかりやってますよ（笑）
でも、自分が好きなことをやっていることに対しては
とことんこだわっている。
時間が有限であることを痛感しているからだ。
好きなことを命がけでやっている人というのは、数値を目標にしていない。
数値なんて結果だ。
数値を目標にしている人間は、
嫌いなことを我慢してやっているから、数値が気になって仕方がない。
そして途中ですっかり老けこんでしまって長続きしない。
人生のレースでバテちゃうんだね。
ガリ勉君やガリ勉ちゃんが、大嫌いなお勉強を嫌々強いられているから、
通信簿ばかりを気にしているのと同じ。
「私だってこんなに我慢をしているのだから」
ってそのまま他人にも我慢を押し付けてしまう。
そういった価値観の人たちはどうか、僕にだけは近づかないで欲しい。
追伸．
某大手マスコミの編集長さん、
勝手に僕の印税を計算機でパチパチして、
一人で落胆するのはやめてくださいね。
...千田琢哉（2011年9月24日発行の次代創造館ブログより)
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