【1%ノンフィクション】Vol.0702(2009年12月23日発行のブログより)
男前の⼥性
⼄はすごくかっこいい⼥性だった。
⼥性は普通男性におごられるものだと思っている。
しかし⼄はいつも割り勘だった。
仮におごられても次はお返しする、というスタンスだった。
いつもおごられてばかりいる⼥性は次のことを知っておくべきだ。
おごられる側は⾃分の分だけご馳⾛になったと考えがちだが、
ご馳⾛するほうは相⼿の分と⾃分の分で2倍の料⾦がかかっている。
これが⽴場の違いということだ。
結局のところ、
おごるほうのほうがその後の⼈⽣で成功していることが多い。
2倍の⼈の気持ちがわかるからである。
甲は⼄に対して今までの⼥性の誰よりも敬意を払っていた。
何もかもが男前だった。
⼄のような男前の⼥性もいれば、⽀払になると決まってトイレに席を⽴つ
不細⼯極まりない男性もいる。
後に⼄は某上場企業の50代半ばの社⻑と結婚することになる。
まだ29歳のときだった。
上場企業の社⻑とて⾒る⽬がないわけではない。
⼄の男前さに惹かれたに違いない。
甲はちょっと妬けた。
...千田琢哉(2009年12月23日発行の次代創造館ブログより)
↓千田琢哉のコンテンツ↓
🔷千田琢哉レポート
文筆家・千田琢哉が書き下ろしたコトバを毎月PDFファイルでお届けします。
🔷真夜中の雑談~千田琢哉に訊いてきました~
文筆家・千田琢哉があなたから頂いたお悩みに直接答える
音声ダウンロードサービスです。毎月1日と15日発売!
“毎月1回の飲み代を、毎月2回の勉強代に”
🔷千田琢哉公式チャンネル
「3分の囁き」千田琢哉の独り語りをYouTubeでお楽しみ下さい。