【気づき】Vol.1029(2011年4月27日発行のブログより)
星に祈りを。
コンビニ漫画の弘兼憲史アンコールシリーズだ。
『⻩昏流星群』
に3タイトル詰まっていた。
1.スターのままで
2.同星時代
3.星に祈りを
今回は特に度肝を抜かれる話が多かったけれど、
特に響いたのはトリの3つ目だ。
あなたは自分が好きな人が無期懲役になったとしても、 20年待てますか?
獄中結婚できますか?
と挑んでくる作品。
最近は熟年離婚というのが珍しくなくなってきた。
僕の身近な人たちにも熟年離婚をした人は結構いる。
お互いに新しいパートナーを見つけたのであれば、
成人している子どもなら祝福してあげたらいいと思う。
「オヤジ、やるじゃん」
「オフクロ、すげぇ」
ってちゃんと言ってあげないとね。
自分がこの世に生まれてきたのは、
過去に1人の男と1人の女が確実に愛し合った証だ。
その事実があるだけで⼗分だ。
それが大人のルールだ。
周囲には若いカップルや行けず後家なんてのも、
それこそ掃いて捨てるほどいる。
でも、相手が無期懲役の犯罪をしでかしたら、
大半の人はパートナーを見限って、
⼀目散に去っていくのではないだろうか。
もっとも、それが当たり前だと思う。
でも、心のどこかでは寂しい気持ちも残らないだろうか。
⼀度きりの人生なんだから、
映画のスターのような人生の⽚鱗でもいいから生きてみたい。
自分の好きな人が死刑宣告や無期懲役になったら・・・
先月亡くなったばかりのエリザベス・テイラー主演女優の名作
『陽のあたる場所』を彷彿させる。
もし目を背けずにこの人生最後まで見届けようとハラをくくれば、
それはそれで素晴らしいのではないだろうか。
もし作家なら最高の作品が遺せそうだ。
⾳楽家や画家も同様かもしれない。
1万人、10万人、100万人に1人しか味わえない感情を、
選ばれた自分だけが味わうことができるのだ。
弘兼憲史さんの漫画は忘れかけた人間の心模様を、
見事に気づかせてくれる。
いつも最後に希望の光を見せてくれるもの好きだ。
弘兼さんが人間好きだということがとってもよくわかる。
特に女性ゴコロを上手に捉えて表現してくれるから、
僕にとってずっと教科書的存在だった。
微妙なココロのひだというのかな。
奥さんの柴門ふみさんの存在も大きいのかもしれない。
追伸.
課長・島耕作から社長・島耕作。
その他作品数もスゴイ。
役割・才能を見事に活かし切っている人は、
やっぱり誰もが多作なんですね。
追伸の追伸.
どんなに酷いストーリーでも、最後に希望の星を投げかける必要性は、
弘兼さんの漫画から教わったのかもしれない。
追伸の追伸の追伸.
⽂教堂・渋谷店で、
『死ぬまで仕事に困らないために20代で出逢っておきたい100の⾔葉』がビジネス書第1位になりました。
さすが日本一若者が集う街です。
20代よ、熱くあれ!
学生時代にお世話になった仙台・金港堂本店には、
「⽜歩の如く 千田琢哉」
と書いてPOPを送りました。
想いが叶えば。
僕の出身校は、仙台の金港堂と丸善です。
...千田琢哉(2011年4月27日発行の次代創造館ブログより)
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