【気づき】Vol.1081(2011年6月18日発行のブログより)
最高の人生の見つけ方。
今年1月のブログで書いた世界最高級の飲料が登場する、
2007年公開のアメリカ映画。
あまりに有名で繰り返し観た人も多いだろう。
余命半年を宣告された2人の初老の男の友情物語。
1人は裸一貫から成り上がってきたという、
ジャック・ニコルソン演じる大富豪。
1人は若かりし頃学者を目指していたが訳あってドロップアウトした、
博識のモーガン・フリーマン演じる自動車修理工だ。
まったく異なる人生を歩んできた2人が、
同じ目的(死)に向かって病室を共にする。
水と油のように思えるが、次第に友情が芽生えてある時2人は吹っ切れる。
どうせ人間の致死率は100%だ。
だったらやりたいことをやるべし。
死ぬまでにやりたいことリストを2人で作っちゃうんだね。
残された人生で、一生分大笑いしてやろうってさ。
もちろん家族には大反対される。
気でも狂ったのかと思われる。
でも、我慢しながら嘘の人生を歩み続けて死んでいくほうが、
本当は気が狂っているんだ。
僕はこの映画を観る度に思うんだよ。
死に際は、
「バカばっかやってきたけど面白かったな」
と苦笑いしたいなってね。
バカばっかやってきたな、って思った者勝ちだね。
「本当は、一度くらいバカやってみたかった」
「本当は、一度くらい浮気してみたかった」
「本当は、⼀度くらい挑戦してみたかった」
こういう人生はもったいないと思う。
今回この映画を観ていたらこんなの思い出したよ。
経営コンサルタント時代、ある上場企業の専務と⾷事をしたことがある。
その専務に、
「そんなに優秀なのにどうしてサラリーマンやってんスか?」
ってとても失礼なことを聞いたことがある。
取り巻きの部長や平取の顔から血の気が引いていたよ。
専務は超現場主義のそれはそれは怖い人だったからね。
でもその専務が偉いのはお酒も入っていたのもあるんだろうけど、
「バカヤロー、勇気がなかったんだよ」
と即答してくれたことだった。
なぜだか嬉しそうだった。
えらく気に入ってくれてその後も仕事を発注してくれた。
「バカヤロー」
というのは最高の褒め言葉だったんだね。
その後まもなくして専務は亡くなった。
僕は今でもその専務の
「バカヤロー」
を聞くために仕事をしている。
「バカヤロー」
と言われる人生を送りたいと思っている。
追伸.
今朝、
「バカヤロー」
と言われた夢をまた見ました。
「ありがとう」
と深くお辞儀をしておきました。
何度も繰り返し見る夢だから、次は夢の中でこうしようって決めている。
僕は今、専務の分まで自由に生かしてもらってます。
...千田琢哉(2011年6月18日発行の次代創造館ブログより)
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