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【気づき】Vol.1170(2011年9月15日発行のブログより)

読書感想メール。

全国の読者から読書感想メールが届く。

ありがたい。

顔も名前も知らない、どこかの誰かが僕の本を読んでくれている。

とてもロマンチックだ。

1冊読んでくれて、
それにハマって保険業界の本まで読み込んでくれた人もいる。

しかも、1⼈や2⼈じゃない。

美人そうな文章で、

「保険の本でも、同じメッセージを伝えていらっしゃったんですね」

「社長の本のほうが、20代向けの本より20代向けでした」
って綴ってくれているのを読むと嬉しい。

経営コンサルタントオンリー時代に書いた、
保険業界向けの本も社長向けの本も、
すべては「保険」と「社長」にかこつけて書いた青春論だったのだ。

死ぬほどやりたいことがあると、
人間てみんなこうなるんじゃないかな。

ありとあらゆる仕事でも、
小説の主人公になったつもりで取り組んでいくことができる。

新人の時、
コピー取りを命令されても村上春樹さんの表情を真似してコピーを取る。

村上春樹さんだったら、どうやってコピーを取るだろう。

転職1年目の時、年下の上司にカチン!とくるような言い方をされた時、
羽生善治さんだったら、どうやってこれを乗り切るだろう。

こうして無限のバリュエーションを持っていると強くなれる。

どんな仕事でも楽しくなる。

それを10年続けていると、
結果として好きなことだけで人生を埋め尽くすことができる。

好きなことだけで人生を埋め尽くしている人は、謙虚だ。

だって、

「毎日、こんなに好きなことばかりやらせてもらってごめんなさい」

からスタートできるからだ。

「ごめんなさい」には「ありがとう」が含まれる。

「ごめんなさい」は「ありがとう」より難易度が高い。

幼稚園の子どもでも、「ありがとう」は簡単に口にするが、
「ごめんなさい」はなかなか言えない。

否、幼稚園の子どもよりも大人のほうが言えないから、
他人事でもなければ笑い事でもないんだよね。

読書感想メールを送ってくれる人、
いつも命の時間の⼀部をお裾分けしてもらって、ごめんなさい。

追伸.

僕の書斎はカーテンがない。

朝日と共に目を覚ましてデカイ窓に向かって深呼吸する。

目の前には5,000人が働いているツインタワーと、
ちょうど真ん中に⾒える森の海・東宮御所。

「ごめんなさい」

という気持ちが心の底から湧いてくる。

 追伸の追伸.

69歳の女性から、読書感想ハガキが届いていました。

回答内容に惚れ惚れしました。

もしこのブログを読んでいただいているのであれば、
二人でデートしましょう。

すべてにおいて最優先します。

...千田琢哉(2011年9月15日発行の次代創造館ブログより)

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