【気づき】Vol.1166(2011年9月11日発行のブログより)
会わない力。
20代の頃は
“かわいげ”
を武器にどんどん人に会ってもらうというのはいいかもしれない。
もちろん断られてもムスッとすべきではない。
「5分でもいいので」
「1時間だけ」
といった典型的なNGワードを口にする度に、
チャンスを失っていることに自ら気づいていくのも20代の特権だ。
ところがいい年こいたオッサンやオバサンで、
やたらに人と会いたがる人がいる。
「有名な○○さんと会った」
「下の名前で呼ぶ仲だ」
「私の友達はスゴイ」
とお互いに自慢し合っている。
この人たちは自分が⽇々小粒になっていることに気づかない。
「お前なんかに下の名前で呼ばれているのか、
だから最近下げに入っているんだな」
「コイツ自分では勝負できないんだな、
友⼈の実績で勝負しようとしている・・・」
って逆にバカにされていることに気づかない。
人に会えば会うほどに、会う人のレベルそのものが下がっていく。
お互いに下げ合う。
だから余計に人と会いたがる。
不安になるからだ。
ハッキリ断言しよう。
「今のままでいいのだろうか」
と「軸」がブレブレ同士がメェメェ群がっても無駄だ。
羊がますます羊になるだけだ。
ミリオンセラー作家やミュージシャン同士で群がらない。
従業員10万⼈グループのトップ同士で群がらない。
総資産1000億円のお金持ち同士で群がらない。
世界レベルの実績を残している現役運動選手も群がらない。
ノーベル賞受賞者同士で群がらない。
否、それは圧倒的な実績を残して強者になったからでしょ?
というのは反対だ。
群がっていなかったから強者になったのだ。
小成功で人生を終えていく人たちの共通点は、
やたら人と会って群がっていた人なんだね。
群がっていた人に成功者は一人もいなかった。
過去10年振り返っても、ブレイクした人は必ずある時期を過ぎると、
一人で籠って講演やパーティーも断り始める。
マスコミにも出なくなる。
過去の人脈を絶ち始める。
この意味、わかるかな?
⼀⼈の例外もないんだね?
オレにはオレのやり方があるって突っ張っている人。
そのやり方が間違っているから、ブレイクスルーできないんだね。
⼦どもの頃、⽥舎や下町に貧乏かつ頑固オヤジがいて、
それはそれでカッコいいと思っていた人がいたじゃない。
毎日お酒飲みながら得意気に⿇雀を打って多趣味なふりをして。
小粒同士でいつも外⾷でゴルフだの海だのに出かけてさ。
でも、いったん金魚鉢から大海に出たら、
ただ不安にまみれた臆病者だったって気づかされたよね。
追伸.
サラリーマンの年収が低いのは、
ご主人様に奉仕するサラリーマンだからじゃないんだ。
群がっているからなんだ。
群がっていることにすら気づかなくなったら、羊人生まっしぐらだね。
...千田琢哉(2011年9月11日発行の次代創造館ブログより)
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