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【気づき】Vol.0839(2010年11月8日発行のブログより)

合わない人。

誰にでも合わない人はいる。

会った瞬間に合わない人はいる。

理由もなく嫌ってくる人もいる。

⽣理的に受け付けない人もいる。

でも、こうした人たちは全部先生なのだ。

こちらのことを毛嫌いする人というのは、欠点ばかりに目が行く人だ。
(それだけこちらに興味があるともいえる。)

つまり、

「挨拶の声が小さい」

「誤字脱字が許せない」

「ネクタイの締め方が悪い」

「襟のねじれ方が気に食わない」

「時計の色が気に食わない」

「⿐の形が気に食わない」など・・・。

普通の人であれば気にかからないところまで、ご丁寧に指摘してくれる。

本質はそこにはないんだけれども、
最初から欠点を探そうとしているわけだから、
どんなに細かい点も決して見逃さない。

しかも、その欠点の指摘は実に的を射ている。

これはありがたい話だ。

なぜなら、超一流の人というのは、
みんな欠点が少ないからである。

⼀流は長所が凄すぎて欠点が目立たない人である。

欠点が許されてしまう人である。

超一流は長所が凄い上に、欠点が明らかに少ないのだ。

どんなにムカッとするような欠点探しの達人に遭遇しても、
「ああ、この人は超一流になるために登場したのだな」と思えばいい。

欠点を指摘する人は、
生まれてから死ぬまで人の欠点を指摘し続ける。

なぜなら、
その人は人の欠点を指摘するためだけに生まれてきたからだ。

本人の責任ではない。

他人の欠点を指摘しても1円にもならないのに、
永遠に指摘し続けてくれるわけだから、感謝しなくてはならないのだ。

他人の欠点を指摘し続けても嫌われるだけなのに、
嫌われるだけの人生を生きるというリスクを背負ってでも、
死ぬまで指摘し続けてくれるわけだから、感謝しなくてはならないのだ。

⼀種のボランティアをしてくれているのだ。

合わない人に遭遇したら、無償で自分を超一流に育ててくれる、
その場限りの先生が登場したと考えればいい。

追伸.

全員とは言わないが、とことん合わない人の中には一変して、
人生の協力者になってくれる人もいる。

...千田琢哉(2010年11月8日発行の次代創造館ブログより)

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