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【気づき】Vol.0813(2010年10月17日発行のブログより)

齋藤孝著『15分あれば、喫茶店に入りなさい。』

行きつけのリブロ青山店で購入。

きっかけは、長谷川理恵さんの『朝リーディング』同様に、
僕の『伸びる30代は、20代の頃より叱られる』と並んでいたからだ。

表紙も紙質もコーヒーっぽくて好きだ。

コーヒー豆の匂いがしてきそうだ。

何を隠そう、僕も無類のカフェ好きだから中身を見ずに買った。

実は幼稚園の頃から祖父に連れられて、喫茶店によく通ったものだ。

考えてみれば僕の祖父はお洒落だった。

大正生まれの祖父は、毎日⽋かさず朝晩2回通っていたのだ。

⾬の日も雪の日も⾃転⾞をこぎながら・・・遺伝子というものは恐ろしい。

『15分あれば、喫茶店に入りなさい。』を読んだのは、
リブロ青山店のすぐ対面にあるお気に入りのカフェ、
ル パティシエ タカギだ。

⽀払いの際は、
「いつもありがとうございます」と声をかけられるようになった。

「いつも(長時間にわたって)ありがとうございます」
ではないことを祈っている。

この日はノン・アルコールカクテルを飲みながら楽しんだ。

実は、齋藤孝さんとはサラリーマン時代に仕事をしたことがある。

僕が事務所に電話をしたら、齋藤さんの奥さんが電話に出た。

すごくやり手だと⼀瞬でわかった。

当時は今ほど露出度は高くなかったけれど、
 この人はこれから更に世の中に出るだろうな、と直感でわかった。

東京では新宿ワシントンホテル、
大阪では日航ホテルが会場で全国規模の講演会だった。

講演はとんでもない盛り上がりを見せた。

それ以外の講師陣もかなりの実力派だったけれど、
齋藤孝さんの魅力が凄すぎて突出してしまった。

ずっとアテンドをさせてもらった。

控室では二人きりになることができた。

天才肌の齋藤孝さんが、
喫茶店を駆使した知恵の⽣み出し方を披露されている。

A4用紙を持ち込んでアイデアを書きなぐったり、
喫煙コーナーがあるときには要注意で、
席選びを慎重にするところは思わず笑ってしまった。

僕とまったく同じだったからだ。

ただ、僕はカフェのはしごはせいぜい2軒です。

たいてい1時間ごとに何かしらの追加注文をするので、
 4時間、5時間いても嫌な顔をされることはありません。

勘定はたいてい5人分くらいしています。

1回の⽀払いで2000円、3000円なんてざらで、
5000円、6000円⽀払ったこともあります。

ドリンクとスイーツだけで⾷事なしです。

食べるのはメチャクチャ速いですから、ちゃんと仕事もしています。

服や床屋はひたすら安いところを探すどころか、
毎日⾷べる納豆の値段さえも、
3パック78円か4パック98円で迷いに迷うくらいなのに。

本当に不思議です。

追伸.

齋藤孝さんは教育学博士だ。

専門は⾝体論、コミュニケーション論。

大阪日航ホテルで雑談した際に、
教育の話で接点を持つことができてよかった。

これも、偶然力だ。

追伸の追伸.

カフェのコーヒー代は、コーヒー代ではないんだね。

コーヒーはおまけで、主は場所代、雰囲気代なんだ。

だから、それなりの場所、雰囲気であれば、
コーヒー1杯1500円というのも安い、というのが僕の考え方だ。

...千田琢哉(2010年10月17日発行の次代創造館ブログより)

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