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【気づき】Vol.1118(2011年7月25日発行のブログより)

セミプロ。

いろんなセミプロに出逢ってきた。

ゴルフのセミプロ。

お洒落のセミプロ。

編集のセミプロ。

歌のセミプロ。

ロックのセミプロ。

絵のセミプロ。

写真撮影のセミプロ。

バイオリンのセミプロ。

ピアノのセミプロ・・・

僕はセミプロとは極力付き合わないようにしている。

ある名経営者からの教えだからだ。

僕が20代でコンサルタント駆け出しの頃、ある社長に、

「プロになるにはどうすればいいのですか?」

って質問した。

そしたら間髪入れずに、

「セミプロとは1回会っても2回は会わないことだ」

って即答されたもんね。

その通りなんだ。

セミプロってセミプロ同士でワイワイ群がっている。

永遠にプロからは相手にされないセミプロ人生だ。

よく地方の更にそのまた地方で勝手に、
ゴルフの◯◯チャンピオンとか言って勝手に騒いでるやつだね。

田舎だから広い自宅にはトロフィーが飾ってあって、
それが人生唯⼀の⾃慢でありアイデンティティなんだ。

セミプロには運が悪い人が多い。

セミプロのくせにプライドはプロより高い。

不思議なんだよな〜

なんでセミプロのくせにプライドが高いのか。

プライドってやっぱりコンプレックスの裏返しなんだね。

永遠にプロにはなれないけど、
その辺の連中と⼀緒にしないでよってことだね。

でも、本当に上手かったらとっくにプロになって活躍してるわけ。

セミプロで人生を終えるくらいなら、
ど素人で幸せに⽣きていたほうが遥かにマシだ。

ど素人を堂々と名乗り出ることができる人ってのは、
実は何かの分野でプロなんだよね。

それを調子に乗ってセミプロはその人に偉そうにしてしまう。

見苦しい光景を何度も目にしたことがある。

プロとセミプロって、結局はスキルの違いではなくて人格の違いだと思う。

率直に申し上げてセミプロには人格が・・・なのが多い。

だからセミプロは周囲をどんどん不幸にしていくんだね。

人を紹介する時も気をつけなければならないことは、

「彼女は◯◯のセミプロです!」

なんて絶対に紹介してはいけないってことだ。

それでは彼女をあまりに侮辱していることになるし、
紹介した人も人格を疑われる。

セミプロってだけでまともな世界では軽蔑の対象なんだから。

心臓外科医のセミプロや脳外科医のセミプロです!って言われて、

「はあそうですか・・・」

って子どもを⼿術してもらわないでしょ?

追伸.

セミプロという日本語からサヨナラしよう。

...千田琢哉(2011年7月25日発行の次代創造館ブログより)

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