【気づき】Vol.0929(2011年1月25日発行のブログより)
素人。
素人をバカにする人がいる。
たいていは、いい学校を出たエリートサラリーマンだ。
この人は一生うだつがあがらない人生を送る。
素人の気持ちがわからなくては、
どの世界でも生きていくことなどできないからだ。
ビル・ゲイツが、
「素人にはオレの天才的なプログラミングがわかるはずがない」
と言っていたら今の世の中はなかった。
スティーブ・ジョブズが、
「わかるヤツにだけ、わかればいいんだ」
と言っていたら今の世の中はなかった。
日本でもっとも知能指数が高いはずの、
旧帝大の理科系を卒業した偏差値エリートたちの多くが、
どうしてたいしてお金持ちになれないのか。
人にこき使われる人生で終わるのか。
素人の気持ちをわかろうとしないからだ。
携帯電話をわずか1g軽くするために、
膨大な時間と研究費を費やすよりは、
女子高生の声に耳を傾けたほうがいい。
もっとOLたちとデートすべきである。
そうすれば、
ストラップの⽳の直径をあと1mmでも大きくしたほうがいい、
ということに気づかされる。
素人の気持ちに耳を傾ける謙虚さがないから、
自分たちの知能指数の半分にも満たない、
私立文科系出⾝の上司に顎で使われてしまうのだ。
でも、本当にバカはどちらなのだろう。
学生時代に伊吹卓さんの
『バカ』シリーズ
を愛読した。
伊吹さんは岐⾩県出⾝の元電通マンだ。
上っ面のプロフィールではなくて、
プロフィールの裏の根っこの泥臭い部分をきちんと勉強すると、
伊吹さんの味がよくわかってくるのだ。
1932年生まれの伊吹さんは今年79歳。
伊吹さんからは本当に多くを学んだ。
「ビジネスは素人に始まり素人に終わる」
という絶対の原則を忘れてはならない。
追伸.
超プロフェッショナルとド素人は同じ感性を持っている。
...千田琢哉(2011年1月25日発行の次代創造館ブログより)
↓千田琢哉のコンテンツ↓
🔷千田琢哉レポート
文筆家・千田琢哉が書き下ろしたコトバを毎月PDFファイルでお届けします。
🔷真夜中の雑談~千田琢哉に訊いてきました~
文筆家・千田琢哉があなたから頂いたお悩みに直接答える
音声ダウンロードサービスです。毎月1日と15日発売!
“毎月1回の飲み代を、毎月2回の勉強代に”
🔷千田琢哉公式チャンネル
「3分の囁き」千田琢哉の独り語りをYouTubeでお楽しみ下さい。