【気づき】Vol.1142(2011年8月18日発行のブログより)
ラスト・ボーイスカウト。
１９９１年アメリカ映画。
元大統領や要人専属の用心棒で、
今は名もなく貧しい私立探偵の男と、
元フットボールのスーパースターで、
今は業界を追放されたシャブ漬け人生を送る男が出逢い物語は始まる。
共通点は、両者ともにトップクラスの実力があったこと。
そして、やむにやまれぬ事情があったけど、言い訳してこなかったこと。
どちらも業界のスーパースターなんだけど、
媚びることができない性分で典型的な組織で落ちこぼれるタイプ。
だが、実力者ほどに周囲で見ている人は見ている。
ブルース・ウィリス演じる私立探偵は、家庭崩壊している。
妻は自分の親友と不倫しており、
１３歳の娘からは⽗親としてとことん軽蔑されている。
毎日妻はいかに自分の夫がロクでもないかを娘に洗脳しているからだ。
実はこれが最悪の家庭を構築する恰好のモデルなんだね。
デイモン・ウェイアンズ演じる
シャブ漬け元フットボールスーパースターも、それに引けを取らない。
過去に⾝籠ったままの妻を交通事故で亡くしており、
酒浸り、クスリ漬けの日々を送ってフットボール界を追放。
挙句の果てには人生を⼀変させようとしてくれている、
交際中の彼女も目の前で殺し屋集団にハチの巣にされてしまう。
巨大な極悪組織に挑む２人の共通点は、次の３点。
１．お互い、実力があること
２．お互い、運が悪いこと（運の貯金があること）
３．お互い、ジョークが卓越していること
この３点を持ち合わせた人物が出逢った時、奇跡が起こるんだね。
追伸．
運が悪いと愚痴っている人は、運が悪いんじゃない。
運の貯金をしているんだ。
...千田琢哉（2011年8月18日発行の次代創造館ブログより)
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