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【気づき】Vol.1030(2011年4月28日発行のブログより)

ピエール・エルメ。

青山通りを表参道を突き抜けて渋谷方面に行ったところに、
ピエール・エルメのショップがある。

何度か寄ったことがあるが、

別に買い物をしたわけでもないけど、接客の感じよさが好きだった。

だから気になる存在だった。

以前に何度かホテルニューオータニ東京に足を運んだが、
アフタヌーン・ティーのコラボ企画をやっている。

冬季企画は試したので、今回春季企画も挑戦してみた。


リアル抹茶マカロンは初めて⾷べたが、これが実に美味だった。

「おお!こうくる?」

という味と歯ごたえだった。

細長いビスケットが2本あるよね。

これ、「サブレ パルメザン」という名前らしいんだけど、
気絶するほど美味しい。

これで決まった。

僕にとってピエール・エルメのイチ押しは、サブレだ。

冬季用も凄かった。

ところで・・・

最近青山界隈のいろんなカフェとホテルを渡り歩いているけど、
数をこなすうちにハッキリわかったことがある。

接客はカフェとホテルでは雲泥の差だ。

素材も断然違うところが多い。

ホテルは高いと思うだろう。

違う。

カフェの方が割高な場合が多いのだ。

しかも、表参道あたりになると、
カフェでも平気でコーヒー1,000円を取るところがある。

しかも客層もスタバと大差ない。

日本人率がスタバよりさらに少ないくらいかな。

人によって求めるものが違うのだろう。

土地の高さもある。

だが、人の素材はまったく違う。

採用を含めて教育にかけられたお金と時間が最低でも100倍違う。

お金(10倍)× 時間(10倍)だ。

300円とか500円ならカフェのアルバイトっぽい対応はまだ許せる。

だが、1,000円を取るのであれば、
アルバイトっぽい対応では許されない。

コーヒーの原価なんて
10円か20円の違いでしかないことを知っておこう。

あなたもサービスに対する目が厳しくなるはずだ。

高級ホテルではこれに加え、サービス料を10%加算している。

単にお代りの注ぎ足しにくるくらいではそりゃダメですよ。

許されません。

ホテルでお金を払ったからには、
何か付加価値を提供してもらわなければならないのは、
お客さんの権利でもある。

翻ってあなたの会社や仕事はどうだろうか。

アルバイトのままごとレベルになっていないだろうか。

きちんと洗練されたサービスを提供して、
きちんとそれに見合った正当な料金を受け取っているだろうか。

安かろう、悪かろうでは
何のために生きているのかわからないと思うのだが。

追伸.

高かろう、悪かろうは単なる犯罪。

...千田琢哉(2011年4月28日発行の次代創造館ブログより)

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